Giovannni II

 やっぱり、新しい国の人が来ると、観察していて楽しい。というわけで、引き続きジョバンニの話題。

 昨晩は、スパゲティを食べていました。何せ手軽な料理ですから、今までの同居人達も皆作っていたのですが、ゆでるのに使うお湯の量はいちばん多かった。ただし、麺の量を間違えてゆですぎて持てあましていたり、トマトソースの作り方が分からないので教えてくれと私に聞いてきたので、単に料理が下手なだけなのかもしれない。

 今晩は、ピザでした。オーブンに入れる前に、10分ほど予熱を加えておくなど本格的。点火してすぐに放り込んじゃう人が多いんだよね。私は、ケーキを焼くときはちゃんとやりますけれど…… で、その間にガサガサと探索。見かねて何を探しているのか聞いてみたら、手のひらにピザを乗っけて差し出すジェスチャー。あー、あれですか。イタリア料理店で、かまどに入れるときに使っているのを見かける大きな平たいしゃもじ。 

 ――そんなもの、ありませんって(^^; イタリアだと、あれが家庭の常備品なのでしょうか? さすがです。

 その後、居間を通りがかったときに見たら、私が洗濯物を運ぶのに使っているお盆を皿代わりに使っていました。不潔にはしていないのだけれど、食品を乗せられるほどに洗浄した覚えはないんだよな。死ぬようなことはないと思うけれど。

 ちなみに私の夕食は、「鮭の切り身、白ご飯、わかめの味噌汁」という純和食。食前酒がサングリア(赤ワインをベースにして柑橘系果汁を加えたカクテル)だったのが、かろうじてスペインらしさ。っと、アペリティフ(食前酒)なんて気取ってますが、ご飯が炊きあがるのを待っている間に飲み干してしまったというだけの話(笑)