Bilbao

 土曜日なので路面電車の1日乗車券を3ユーロで購入。
http://www.euskotran.es/
 アバンド駅で降り、昨日と同じくコインロッカーに荷物を収納。3ユーロ。もともとの予定では、そのまま次の訪問地へと移動する予定だったのですが、昨晩、現地のガイドブックを見ていて気がついたことがあったのです。ビルバオには、ロープウェイ(Funiclar)があり、山頂からの眺めが素晴らしいと書かれているではありませんか。どうして、そんな大切なことを『地球の歩き方』は載せていないかなぁ。再び路面電車に乗り、停留所ウルビタルテ(Urbitarte)で下車。目の前にかかっている斬新な橋(Zubizuri)を渡り、グッゲンハイム美術館側に1区画進んで山側に右折すると、正面に乗り場がありました。場所を確認したところで、14時48分、乗り場前にあったカフェテリア“Mandobide”で昼食。ずいぶん遅いと思われるかもしれませんが、一般にスペインでは14時から16時までが昼休みなのです。まさに食事時。
 黒板に書かれている「本日の定食アラカルト」から前菜に“Alubia blanca”、主菜に“Carrilleradas”を選定。理由は、何かわからなかったから。私、スペインに来て1年以上経ちますが、食品の名前については語彙数がやたら少ないのです。買い物するときは「これちょうだい」で済みますから。私が食べられないものは、ナマコ、軟骨、納豆の「3N」なのですが、当地で出てくることはないので安心。外食の時には、知らない名前のものを注文してみることにしているのです。出てきたのは(1)白インゲン豆とソーセージの煮込みと、(2)豚のホホ肉とろとろ煮。おいしぃ〜(>_<) これに、パン、ビール、食後に自家製プリンと珈琲までつけて、10.9ユーロでした。
 満足したところで、15時45分、アルトサンダ・ロープウェイ(Artixandako Funikularra)に乗る。15分ごとの運行だそうです。片道0.76ユーロ。山頂駅を出て左に進むと展望台がありました。うわぁ、来て良かった。ビルバオの街並みを、一望の下に見渡すことが出来ます。
 ここで新技術を投入。一時帰国したときに、新しい撮影機材として Nikon Coolpix 3700 を買ってきたのです。気軽にシャッターを切ると思った通りの写真が撮れているという、なかなか良い品。パノラマ機能を使って撮り、附属のツール“ArcSoft Panorama Maker”で処理すると、自動処理で一致点を探して画像結合してくれます。便利〜 ニコンは派手さに欠ける絵作りをしますが、光学メーカーだけあってカメラとしての性能はしっかりしているし。ただ、ドジなところがあって、充電器本体は240Vに対応しているのに、電源コードは110Vまでという仕様なのです。海外旅行のことも考えてほしいなぁ。
 景観を存分に楽しんだところで、16時15分に下山。荷物を回収して、路面電車の停留所サン・マメス(San Mames)にあるバスターミナル(Autobus geltokia)へ。17時30分、ラ・ウニオン社(La Union)のバスでビトリア(Vitoria、現地語ではGasteiz)へと向かう。4.8ユーロ。