名古屋散策

 万博のせいで帰りの便がとれなかったので延泊。この日は「ホテルライオンズプラザ名古屋」という、快適な施設に泊まれました。翌朝の朝食はビュッフェでしたが、簡素ながらひととおり揃っており満足。まずはホテルに荷物を預け、市内を散策します。

名古屋市美術館

 まず最初に向かったのは、名古屋市美術館
 特別展『エルミタージュ美術館――華やぐ女たち』を観る。副題にあるように、女性の肖像画を主題にした展示。ティツィアーノゴヤにジェラールにルーベンスといった一級の名画が55点も展示されておりました。開館直後には人も少なく、かぶりつきで楽しめたし。これだけでも名古屋へ足を伸ばした甲斐がありました。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/

熱田神宮

 続いて、熱田さんに詣で、宝物館を訪ねる。深い森に抱かれた、清浄な境内でした。
http://www.atsutajingu.or.jp/

名古屋ボストン美術館

 それから、金山駅に隣接する名古屋ボストン美術館へ。特別展『ボストン美術館の巨匠たち――愛しきひとびと』を鑑賞。母館である米国側の収蔵傾向を反映してか、どことなくマチマチな組み合わせ。インドの彫像と、アフリカの写真と、中国の掛け軸とが同居しているんだから……。ヨーロッパの美術館に慣れた目には、奇異な感じがしました。あと、アメリカの画家って「いかにも」というクセがありますね(^^;)
http://www.nagoya-boston.or.jp/

松坂屋美術館

 美術館巡りの締めくくりに、百貨店の中にある美術館へ。『ミュシャ展――プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生』の最終日に駆け込む。
 館内はジェンカが出来るのではないかというぐらいに人で埋まっていました。展示の方はというと、もう溜め息の連続。特にポスターではないもの(水彩画や油彩画)は枠線の無い女の子が描かれており、「ミュシャ的な技法を伴わないアルフォンス・ミュシャ」が見られて興味深かったです。
http://www.matsuzakaya.co.jp/museum/museum.shtml