上月雨音 『SHI-NO 黒き魂の少女』

 上月雨音 『SHI-NO ―シノ― 黒き魂の少女』(ISBN:4829163429)を読みました。小学5年生の志乃ちゃんが,毎日,大学1年生の僕の家に来て,隅っこに餌を食べてコクコクする話。
 無口っ娘なのでほとんどしゃべらないのだが,ルナティックな存在であるが故に真っ先に犯人に肉薄していく。あ,富士見ミステリー文庫というレーベルにあるので《謎》を掲げてはいるものの,富士ミス仕様です。
 環境設定ないし人物配置は魅力的だし,この程度の猟奇的成分であれば大丈夫。でも「これで終わりなん?」という閉じ方で,読み足りない。この巻の全体がプロローグのような造りに思える。
 続刊も読んでみることにしよう。
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