スペインにおける男女均等待遇&有期雇用縮減

 本日発売の『日本労働研究雑誌』590号に,「EU指令の国内法化にともなうスペイン労働法の変化――男女均等待遇と有期雇用縮減への取り組みを中心に」というレポートを載せていただきました。2007年に制定された「男女平等法(Ley Orgánica 3/2007, de 22 de marzo, para la igualdad efectiva de mujeres y hombres.)」のうち労働関係を扱っている第4編と,2006年の労働市場改革(Ley 43/2006, de 29 diciembre. Mejora del crecimiento y del empleo.)で取り組みがなされた有期雇用問題に焦点をあてた小文です。
 第2の点についてですが,スペインは有期雇用の割合が飛び抜けて高いことが問題になっています。記事では図版の引用を差し控えたのですがグラフにすると一目瞭然なので,ここに資料として添えておきます。


Eurostat yearbook 2008 "Labour market" p.258