『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の舞台探訪 @クエンカ

 昨日の出来事。『ソラノヲト』の第1話「響ク音・払暁ノ街」を観たしらさんから話題提供がありました。

 ロケハンレポート「物語の舞台、架空の街・セーズのモデルとなったのはスペインの城壁都市クエンカとアラルコン要塞。」
http://www.sorawoto.com/special/sp0301.html

  • id:riyot 「『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の舞台モデルはスペインらしい。こういうのは誰の得意分野なんだろう」
  • id:USO9000 「スペインは[id:genesis]のテリトリーだったような気がします」
  • id:riyot 「また無茶振りを!」
  • id:genesis 「クエンカの『宙づりの家』ですか? この前,観に行ってきましたけれど……」

 あいにく北海道は放映地域に入っていないもので,キャプチャー画像を送っていただきました。手持ちの写真に同じような構図のものがありましたので御紹介を。
 まず確認しておくと,クエンカ(Cuenca)はマドリードバレンシアの中間に位置します。イベリア半島の広域地図を見ると分かりますがクエンカは中央台地の東端に位置しており,地中海方面との出入りを固めるポイント。川が削ってできた峡谷に挟まれた高台の上に城壁都市が築かれており,1996年にユネスコ世界遺産に登録されています。

より大きな地図で 『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』舞台探訪マップ を表示




 アニメでは「アンティークショップのモデル」であった(らしい)建物は,クエンカ随一の名所ともなっている『宙吊りの家(casas colgadas)』です。現在では美術館になっています。




 『宙吊りの家』からみて北東方向,峡谷を挟んだ向かい側にはパラドール(parador)があります。かつて修道院だった建物を国営観光ホテルとして利用しているもの。この2地点を結ぶ赤い鉄橋が「サン・パブロ橋」。アニメでは《パラドールの側から市街地を》見ているのですが,この写真では構図が逆になっています。



 鉄橋の上から市街地方向。2枚組み合わせてご覧下さい。





 背後にある白い建物は,クエンカの市役所庁舎だったと思います。『宙吊りの家』からみて北西方向にあるマヨール広場(大聖堂前)から南方向を見た構図。ちなみに,私が旅行した当日,クエンカでは村祭りの準備が行われていましたが「水かけ祭り」ではなく牛追い祭りでした。撮ってきた写真の手前にあるのは,牛に追いつかれそうになったときに走者が逃げ込むための二重柵。ちなみに「トマト祭りトマティーナ)」の行われるブニョール(Bunol)は,アラルコン要塞とバレンシアを結ぶ線上にあります。




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