森アーツセンター『ラファエル前派展』

 シンポジウムに参加するお仕事で東京へ。午前中に時間があったので,森アーツセンターギャラリーに寄って『ラファエル前派展』を見てきました。
 自然に忠実であろうとする作風であるため,背景たる風景の描写が緻密なものが多く,好みに合う作品が数多くありました。心に留まったものはというと,ジョン・エヴァレット・ミレイ『安息の谷間「疲れし者の安らぎの場』でした。尼僧が墓穴を掘っているという暗い主題の作品ですが,2人の人物の動と静のコントラストに見入ってしまいます。