Alicante

 バレンシア自治州にある労働法講座が集まる研究会があるというので参加しました。会場はバレンシアの南にあるアリカンテ

 アリカンテ大学は、市街地から離れたところにあります。新しく整備されたところのようで、いかにも人工的な構造でした。簡単に言うと、こりすぎ(笑) 先生方に顔を売り込んできましたが、会議の内容はさっぱり。

 午前の部が終わったところでホテルへ移動。海岸に沿った道路からは、マリーナに停泊する船の帆柱が立ち並ぶ姿を見ることができます。

 実は、アリカンテに行くよということだけ聞かされていて、会議のテーマを聞いたのは昨日。どこで何をするのかなど、行動に至ってはまったく聞かされていません。バスが停まり、ここがホテルだよというので降りたら、


* * * *

 うわ〜

 うわわ〜

 はわわわわーーーっ 4つ星だ〜(*^^*)

註)
 スペインでは、すべてのホテル(H)が星の数で格付けされています。最高の5つ星Hは、国賓とか王族向け。1つ星Hだと、バストイレは共同の場合もあります。オスタル(HS)やペンシオン(P)だと、星の数は同じでも質はもう少し下がり、1つ星HSの場合たとえノミにかまれても文句は言わない、ベッドがあるだけ幸せだもん――と自己暗示が必要。日本の旅行代理店から予約できる安いホテルは3つ星Hからで、日本の標準的なビジネスホテルがだいたいこのあたり。筆者がいつも泊まるのは、狭いけれど清潔さは確保できる2つ星級。

 今回は大学が滞在費用を負担してくれるというので、バスのチャーター代(27ユーロ)しか払っていないんですけれど……。なんか、「新婚旅行なら、こんな所に泊まってテラスで乾杯したいよね☆」という雰囲気のホテル。久しく立派なホテルに宿泊していないので、かえって落ち着かない(笑)

 コスタ・ブランカ(白い海岸)という呼び名がついている保養地なだけあって、ホテルの目の前にある海岸はとてもきれい。ハワイのような喧噪もなく、羽休めには最適な場所です。