2010-01-01から1年間の記事一覧

西尾維新『新本格魔法少女りすか』

先日,古本屋の棚を眺めていたところ西尾維新『新本格魔法少女りすか』が置いてあって,通読していないことを思い出しました。雑誌『ファウスト』に掲載されていた第1話だけは読んであったのですが,そのときは特段掻き立てられるものはありませんでした。…

長瀞

出張中の休日を利用して,長瀞(ながとろ)に出かけてきました。鉱物好きにとっては一度見ておきたいところです。それと,『はるのあしおと』の芽吹野駅だし。 投宿中の熊谷から秩父鉄道に乗ろうとしたところ,今日11月14日は「埼玉県民の日」だとかでフリー…

国立西洋美術館 『デューラー展』

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続いては上野の国立西洋美術館で『アルブレヒト・デューラー版画・素描展』を観てきました。 常々申し上げておりますが,私の好みは所期フランドル絵画。緻密な描き込みが堪らない魅力です。同じ理由でエングレービングも好みなのですが,今回,かのデューラ…

国立新美術館 『ゴッホ展』

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営業活動のために関東へ出張。早めの便で羽田に降り立ち,国立新美術館で開催中の『没後120年 ゴッホ展』を観てきました。 ん〜,副題の『こうして私はゴッホになった』が今回の企画展の特徴を表しており,弱点でもあり。すなわち,ゴッホが参照した先行作品…

麻耶雄嵩 『あいにくの雨で』

何か読み直さないと収まらない――ということで,麻耶雄嵩(まや・ゆたか)『あいにくの雨で』(ISBN:4061819070)を読む。思えば『翼ある闇』を読んだときには「ふざけんな」だったものが,今では新本格に救いを求めるときに手に取るものへと変わっている不思…

島田荘司 『暗闇坂の人喰いの木』

昨晩,就寝前に島田荘司(しまだ・そうじ)の〈御手洗潔〉シリーズ『暗闇坂の人喰いの木』を読んでおりました。初出は1990年ですが,手にしたのは1993年のノベルス版(ISBN:4061816624)。横浜にあった刑場「くらやみ坂」を舞台に,時を置いて起こった殺人事…

中田秀夫監督 『インシテミル』

映画『インシテミル』を観に行ってきました。残念な出来でした,としか言いようがない。 まず立ち位置を明らかにしておくと,米澤穂信の小説(ISBN:4163246908)は単行本で持っています。少なくとも3度は再読しており,メタミステリーの傑作だと思っている…

府中市美術館 『バルビゾンからの贈りもの』

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東府中駅の構内にあったコインロッカーに荷物を預け,府中市美術館を目指します。以前,府中駅から小金井街道に沿って歩いていったときは結構な距離があるように感じたものですが,東府中駅からであれば途中から府中の森公園の木立の中を突っ切っていく格好…

原田泰治美術館

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せっかく美術館が多くある諏訪湖岸に来たのだから少しは見ていきたいと思い,宿に常備されていたガイドブックで物色。ちょっと悩んだのですが,宿から近い2箇所へ行ってみることにしました。チェックアウトしてフロントに荷物を預け,開館と同時に原田泰治…

諏訪大社×4

0900に出る「特急しなの6号」にて長野を出発し,塩尻で「特急あずさ12号」に乗り換え。とにかく今日一日で諏訪大社をめぐってみよう――ということだけは計画してあったのですが,移動については車内で考えました。当初,手前の下諏訪で降りようかと考えていた…

『世紀末オカルト学院』の舞台探訪 〈長野市中心街編〉

第10話「暖炉のあかり」 クリスマスの飾り付けが行われているのは,長野駅の善光寺口。撮影時刻も,作中と同じ〈21時05分〉に合わせてみました。 なお,作中では,あかりの父の勤務先はイルミネーションの真向かいであるかのような描写がなされていますけれ…

信州観光(その3)

日帰り旅行で松代&小布施へ行ってきました。 → http://legwork.g.hatena.ne.jp/./genesis/20100920

『世紀末オカルト学院』の舞台探訪 〈松代編〉

一昨日から昨日まで,mixiのコミュ主宰で『咲-Saki-』の舞台を巡っていました。せっかくの機会なので延泊して松代に行ってみることにしたところ,しらさん(d:id:riyot:20100921:1285078315)が同行を申し出てくださいました。 08時過ぎにホテルまで迎えに来…

信州観光(その2)

日中は人が多くて繁華街の撮影はできないから――ということで,早朝0550(!!)から行動開始。聞けば空が白じむまで麻雀を打っていた人も居るとのことですが,14名のうち10人が参加。 権堂のアーケード街を歩いたり, 長野駅前の広場を眺めてみたり。 宿に戻っ…

信州観光(その1)

秋休みを利用して,信州巡りの旅。これまでに中信(松本・大町・塩尻)と南信(飯田)は訪れたことがありましたので,今回は北信を中心に―― 東京駅0816発の「あさま663号」に乗車(モバイルSuicaで7,200円)。JR嫌いとはいっても代替経路が無いので長野新幹…

『世紀末オカルト学院』の舞台探訪 〈善光寺編〉

舞台探訪アーカイブ直轄事業 第11話「マヤの死」にて,2つの面を向かい合わせた後に二人がやってくるのは善光寺です。 善光寺仲見世通り。画面左手に描かれている『信州屋』『佐藤商店』が実在しますので,おおよその場所を特定することは容易でしょう。 マ…

Bunkamura 『フランダースの光』

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本日の3件目は,渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでの『フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて』。 http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_10_flanders.html 最高の賛辞を送りたい展示内容でした。フランドル派,風景画,労働の光景と私…

損保ジャパン東郷青児美術館 『ウフィツィ美術館展』

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続いて新宿の損保ジャパン東郷青児美術館へ。事前に予習していなかったので『自画像コレクション展』だというのは現地で初めて知りました。ウフィツィ美術館は訪れたころがあるのに人物画を観た覚えがないのはどうしてだろう? といぶかしんだのですが,一般…

国立西洋美術館 『カポディモンテ展』

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半年ぶりに東京へ来ました。東陽町のホテルに荷物を預けたあと,まずは上野の国立西洋美術館へ。『カポディモンテ(CAPODIMONTE)美術館展』を鑑賞。大作が数多く来日しておりましたが,初期コレクションであろうルネサンス期の作品群(第I部)に魅力的なも…

西尾維新 『零崎曲識の人間人間』

ここしばらく西尾維新を再読していました。だいぶ前に暑さで動く気力が萎えていたところ,たまたま手の届く場所に置いてあった『クビシメロマンチスト』を読み,それから順番に…… そうすると,当時は趣味に合わなかったらために手放したものも買い戻したくな…

原恵一監督 『Colorfu(カラフル)』

二子玉川近辺の風景が描かれているというので観てきました。 舞台探訪アーカイブ - カラフル 予告編を観て此の作品のコンセプトは知っていたのですが,その段階では興味を惹かれなかったのです。何と言いますか,《いったん放棄した人生を当事者意識を亡失し…

PRINTAIL 「TAシール」

今日は,札幌に遊びに来ていた天狼星さんを捉まえて会食してきました。 それで,今回から投入したのがPRINTAIL(プリンテイル)に注文して制作した「TAシール」。120枚で980円。 http://www.ptail.com/service/taseal.php 昨今では趣味活動を介して知り合っ…

バンダイナムコゲームス『THE iDOLM@STER 2』の舞台探訪 @札幌

バンダイナムコゲームス『THE iDOLM@STER 2』の舞台探訪 @札幌 昨日公開された『アイマス2』の 2nd PV を観ていたら,札幌が背景に出てきました。 http://ch.nicovideo.jp/channel/ch765 まぁ,誰が観ても「時計台ですね、わかります。」なのですが,めろ…

舛成孝二監督 『宇宙ショーへようこそ』

今週中に札幌での上映が終了するということなので,仕事帰りに『宇宙ショーへようこそ』を観に行ってきました。 人口が減少して在校生が5人になってしまった小学校。夏休みに子供達だけで合宿をすることに。合宿初日,裏山へ散策に出かけたところ,ケガをし…