2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
戯言シリーズを読み終えた後,零崎一賊シリーズやりすかシリーズに手を出してみたのですけれど面白いと思えなかったもので,そこで広げるのをやめておりました。 それが,ここ最近ミステリーを読みたい気分になっていたところに,続作が発表されたということ…
神坂一(かんざか・はじめ)の『スレイヤーズ!』は初登場の時からずっと(ちんまいやつも含めて)読み続けてきていますが,他のシリーズは相性が悪いらしく読んでおりません。とはいえ,12年も前の認識を持ち続けているのもどうかと思いまして,最新刊を買…
久しぶりにミステリ読書会に参加。『CRITICA 2』を『永遠の現在』との物々交換で入手してくる。 さて,今回の課題図書は石持浅海(いしもち・あさみ)『月の扉』*1。ハイジャックした航空機の中,衆人環視の下にありながらトイレで一人の乗客が死んでいた――…
扇智史(おうぎ・さとし)『永遠のフローズンチョコレート』(ISBN:4757726279)を読んだ。 殺人鬼の少女が,衝動的に10人目を手がけてみたらそれが不老不死の少女で,学園もので,少年と三角関係で,終わらない日常。 それは何という遠野志貴とアルクェイド…
研究会に参加するため東京へ。移動中の機内で太田肇(おおた・はじめ)『個人尊重の組織論――企業と人の新しい関係』(中公新書,ISBN:4121012860)を読む。 著者の専門は経営組織論。伝統的な日本的経営にみられるのが《組織人》であったのに対し,新しい社…
のんびりバスに揺られて嵐山へ向かう。京都駅からは嵯峨嵐山駅まで鉄道で向かった方が早いのは分かっているのだが,可能ならばJRには乗らないという意地を通した。 http://picasaweb.google.co.jp/genoishi/Kyoto 〔写真〕 庭を見て歩くことをテーマにしてい…
昼過ぎまで立命館でお仕事。 夕方から,関西方面に在住の方々をお呼びしてインタビュー。お集まりいただいたのは…… 「次世代マンガ評論家」いずみの(id:izumino)さん 「バーチャルネット魔王14歳」(id:Erlkonig)――は魔界から出られないので,代わりに閣…
午後から研究会。その前に,早起きして東山へと足を伸ばしてきた。 http://picasaweb.google.co.jp/genoishi/Kyoto 〔写真〕 今回は庭園を見たいと思い,まずは無隣庵(むりんあん)へ向かう。元勲山県有朋の別荘。狭い戸口を通り抜けて庭園に出ると,手前は…
学会参加のため京都へ。せっかくの機会なので,神戸空港を使ってみることにしました。 JL3302便でCTS新千歳を1210に出て,定刻1400にマリンエア到着。動線が機能的で使いやすい。展望デッキへと至る通路が真正面にあって視線が開けているうえに,こぢんまり…
天野こずえ『ARIA(アリア)』第11巻(ISBN:9784861274312)を読みました。 作中時間にして2年ほど見習いとしての時間を過ごしてきたところで描かれる一人前(プリマ)昇格のエピソード《Navigation 55》。 「おめでとう」の声が響く場面を,陰鬱な心持ちで…
夏葉薫(id:K_NATSUBA)さんが札幌にいらしたので歓迎会を催しました。本日の会場は,かおるさんのご希望により松尾ジンギスカン。 集まったのは,たまごまご(id:makaronisan)さん,「モノーキー」のkamimagiさん。待ち合わせの際,とらのあなの紙袋を目印…
今野緒雪(こんの・おゆき)『薔薇の花かんむり』(ISBN:9784086010757)を読む。〈マリア様がみてる〉シリーズ第29巻。 44頁の最後の行。これまでの10巻ほどを《矯め》に使っておきながら,盛り上げることもせず,それどころか余韻の欠片すら与えまいという…
労働組合のシンクタンク主宰によるワークショップ「新しい労働ルールのグランドデザイン策定に向けて」に参加してきました。 ――って,私も主宰者側の立場だったりします。多数の方々にお越しいただき,ありがとうございました。 3月下旬のある日,水町勇一郎…
有斐閣の敏腕編集者Iさんから小包が送られてきました。開けてみると――おぉ,水町勇一郎(みずまち・ゆういちろう,東京大学社会科学研究所准教授)『労働法』(ISBN:4641143803)の献本です。ありがたや。 本を出されるという話は,先日,研究会でご一緒し…