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地域コンテンツ研究会@富山

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第4回目となる地域コンテンツ研究会を,富山県立「高志の国文学館」で開催しました。元はと言えばこの研究会,富山県が文学館が立ち上げようとした際に,サブカルチャー部門で収集するコンテンツについての助言を求められて集まったのが始まりでした。その文…

季刊労働法2013年冬号

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本日発売の『季刊労働法』243号(asin:B00GWQXCLA)に,リーディング証券事件(東京地判平25.1.31労経速2180号3頁,LEX/DB:25500231)の判例評釈を掲載いただきました。ご笑覧ください。

スペインで『現代日本法入門』が出版されtました

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日本大学で開催された日本スペイン法研究会に参加してきました。 研究会では,2010年に『現代スペイン法入門』(ISBN:4782305079)という本を出版しています。これは,スペインの法制度について現地の執筆者に記述してもらい,それを日本の研究者が注釈を付…

地域コンテンツ研究会

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来る2012年9月1日(土)13時より,甲南女子大学(神戸)におきまして「地域コンテンツ研究会」の第1回研究会を開催いたします。私が司会進行係。中心となる発表は次の3本を予定しております。 「顔貌性から地貌性へ――具象/抽象のあわいを分析するために」…

『18歳から考えるワークルール』できました

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法律文化社から,共著で『18歳から考えるワークルール』(ISBN:4589034476)を出版します。奥付では2012年8月31日の刊行なのですが,見本が届きました。 プロローグ (道幸哲也:放送大学) 仕事をはじめるときに気をつけることは?(國武英生:小樽商科大学…

懲戒解雇を避けるために為された退職の意思表示

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一昨日より店頭に並んでおります『法律時報』1049号(2012年8月号)に私の判例評釈「懲戒解雇を避けるために為された退職の意思表示」を掲載いただいております。 http://www.nippyo.co.jp/magazine/maga_houjiho.html 労働時間の自己申告において不正を行っ…

とある道東の工業高専

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ご挨拶が遅くなりましたが,2011年4月1日付けで釧路工業高等専門学校に准教授として着任いたしました。一般教育科[社会]の担当で本来的には「法学」の担当なのですが,定年退職された前任者が嘱託で残っておられますので,当面は2年の『現代社会』と5年…

労働法判例 :: ウェブサイトへの謝罪広告掲載が命じられた例

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ここ1年ほど,いろいろあって研究から遠ざかっていたのですが,久しぶりに研究会で報告をしてまいりました。今回取り上げたのは通販新聞社事件(東京地裁判決・平成22年6月29日・労働判例1012号13頁)です。 事案の概要 当事者は,被告Y社は通信販売の業界…

過労死認定裁判の構造

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はてなブックマーク経由で今日のニュースを流し読みしていたところ,過労死関連の記事がありました。 大阪府内の男性会社員(当時37)の遺族が起こした過労死認定訴訟で、被告の国が生前の男性の業務用パソコンの閲覧履歴を調べ、「出張先でアダルトサイト…

日本スペイン法研究会ほか編 『現代スペイン法入門』

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このたび,嵯峨野書院から『現代スペイン法入門』(ISBN:9784782305072)を上梓いたします。日本スペイン法研究会の発足記念事業として企画されたものです。本書の構成は,以下のようになっております。 道標――本書に含まれる情報の関連づけのために Morales…

水町勇一郎・連合総研編 『労働法改革』

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昨日は札幌にいらしていた西谷敏先生を囲んでの研究会に出席し,懇親会にも参加したので帰りが遅くなったのですが,日本経済新聞出版社から『労働法改革――参加による公正・効率社会の実現』(ISBN:4532133815)の著者見本が届いておりました。来週あたりから…

労働法判例 :: 労働組合法上の《労働者》

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研究会にて,国・中労委〔INAXメンテナンス〕事件(東京高裁判決・平成21年9月16日判決・労働判例989号12頁)を検討しました。 争っているのは,とある住宅設備機器I社から修理補修業務の委託外注を受けているエンジニア。修理を求める顧客のところへ出かけ…

労働法判例 :: 資格試験の勉強をするお仕事

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研究会に参加して,国・さいたま労基署長〔鉄建建設〕事件(大阪地裁判決・平成21年4月20日・労働判例984号35頁)を素材に議論してきました。 原告Xは,土木建築業を営む被告Y社の技術系従業員。「技術士」の合格者増加を目標として立てたY社は,平成10年,X…

スペイン法研究会

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午後は研究会に参加。「スペインの不動産登記法」「憲法制定と占領政策」「チリの新・労働争訟解決制度」の3本立て。財産法は不得手なもので一本目の報告は聞いているのが精一杯でしたが,他2本は実に興味深いものでした。ハイチとフィリピンと日本とは,…

労働法判例 :: 労働者派遣が有する類型的な危険性

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労働者派遣等においては,派遣元が労働者を雇用して,派遣先に派遣してその指揮命令下に置いて業務に従事させるが,派遣労働者は派遣先との間に直接雇用契約を有しないという仕組みである上,同法の定める許可等の規制を受けることもないため,派遣労働者は…

労働法判例 :: 競業避止義務違反を理由とする営業の差止

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大学の研究会にて,トータルサービス事件(東京地裁判決・平成20年11月18日・労働判例980号56頁)を素材に判例報告をしました。 ■ 事案の概要 原告X社は,建築物・構築物の内外装の清掃・補修・保守事業や,これらにかかわる輸入・販売・リース,および各事…

スペインにおける男女均等待遇&有期雇用縮減

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本日発売の『日本労働研究雑誌』590号に,「EU指令の国内法化にともなうスペイン労働法の変化――男女均等待遇と有期雇用縮減への取り組みを中心に」というレポートを載せていただきました。2007年に制定された「男女平等法(Ley Orgánica 3/2007, de 22 de ma…

労働法判例 :: 転職が不成立になったあとの処理

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研究会に参加して,インターネット総合研究所事件(東京地裁判決・平成20年6月27日・労働判例971号46頁)についての議論を聞く。 被告Y社の代表取締役Aは,J証券会社でマーケティングを担当していた証券マンXに対し,Y社での新ビジネスのために転職してくれ…

ワークルール実現における弁護士の役割

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NPO「職場の権利教育ネットワーク」の主宰によるシンポジウムが,2009年7月8日(水)18時より,小樽商科大学札幌サテライトにて開催されます。ご関心をお持ちの方,どうぞ足をお運びください。大学で労働法を学んでいる学生さん達も多数出席される予定です。…

労働法判例 :: 解雇された中途採用者が再就職した場合の地位確認請求

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久しぶりに労働法の研究会に参加。 今回はニュース証券事件(東京地裁判決・平成21年1月30日・労働経済判例速報2034号3頁)がお題だったのですが,実に興味深い事件でした。 原告労働者Xは,A証券を退職してY証券へと転職してきた営業職員。毎月の給与は6…

野田進編 『判例労働法入門』

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3週間ぶりにスケジュールが埋まっていない日を迎えました(この時期は公務員採用試験や教員採用試験の一次試験直前なので仕事の依頼が大量にやってくるのです)。もっとも,今日は外出する必要がないというだけであって,依頼原稿やら教材作成やらを抱えてい…

共著で『変貌する労働時間法理』を上梓します

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昨年の暮れから準備を進めていた共著が刷り上がり,出版社から送られてきました。労働時間についてのモノグラフでして,道幸哲也ほか編著『変貌する労働時間法理 《働くこと》考える』(ISBN:4589031655)という本です。 第1章 なぜ労働時間か ………… 道幸哲也…

水町勇一郎 『労働法改革の基盤とグランドデザイン』

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グローバルCOEが水町勇一郎先生を呼んで研究会を開催するというので参加。直接に関わりを持たないグループの主宰でありましたことから事前に挨拶を送っておいたところ「懇親会にも参加しませんか」とお誘いをいただいたので,夕食の席までご一緒してまいりま…

労働組合の勉強会

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とある労働組合からの依頼で,勉強会の講師をしてきました。テーマは「雇止め」。法学部を離れたのに,新年度最初のお仕事は法律関係でした。 有期雇用契約の雇止め 1. 「雇止め」と「解雇」の違い ※ 解雇に関する法理(解雇権濫用法理,労働契約法16条):…

大学院はてな :: 終了のお知らせ

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長らくご愛顧いただいておりました(?)当コーナーですが,今回をもちまして終了いたします。このたび大学院を退学することになりましたもので……。新年度からは,従前からの専門学校講師ならびに公務員・教員予備校講師に加え,某大学にてスペイン語の非常…

大学院はてな :: 粉飾決算を行っていた営業所長のうつ病自殺と安全配慮義務

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研究会で前田道路事件(松山地裁判決・平成20年7月1日・労働判例968号37頁)を題材に議論。 ある建設会社の営業所長が経理操作によって1800万円の過剰出来高を計上したことが明るみになり,支店長から「会社を辞めれば済むと思っているかもしれないが,辞め…

両角+森戸+梶川+水町 『LEGAL QUEST 労働法』

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水町勇一郎先生から,両角道代(もろずみ・みちよ),森戸英幸(もりと・ひでゆき),梶川敦子(かじかわ・あつこ)先生との共著になる新刊『LEGAL QUEST(リーガルクエスト)労働法』(有斐閣,ISBN:9784641179042)をお送りいただきました。ありがとうござ…

大学院はてな :: 「秋葉原で働いた方がいい。」

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研究会で東京セクハラ(T菓子店)事件を題材に取り上げて議論。第一審(東京地裁・平成20年3月26日判決・労働判例969号13頁)は請求を棄却していたのに対し,控訴審(東京高裁・平成20年9月10日判決・労働判例969号5頁)は一転して請求を認容し,損害賠償(…

大学院はてな :: とある先生への追懐

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スペイン労働法の研究に関していえば,日本で3本の指に入る(意訳:学会でも3人しか手がけていないマイナー領域を研究対象にしている)私でありますが,そのきっかけは,スペイン語圏についての法律学的研究が手薄であることを,とある先生に教えていただい…

大学院はてな :: 年俸制を導入して徐々に賃金を引き下げたら

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学校法人実務学園ほか事件(千葉地裁判決・平成20年5月21日・労働判例967号19頁)を読みました。 被告Yは建築士の養成をしている専門学校で,原告労働者XはYにおいて教員をしている者。この学校では従前,年功型賃金体系をとっていたのですが,平成14年に給…