スペインで『現代日本法入門』が出版されtました

 日本大学で開催された日本スペイン法研究会に参加してきました。
 研究会では,2010年に『現代スペイン法入門』(ISBN:4782305079)という本を出版しています。これは,スペインの法制度について現地の執筆者に記述してもらい,それを日本の研究者が注釈を付けつつ日本語で紹介するというものでした。
 次は日本の研究者が日本の法制度について原稿を書き,それをスペイン語に訳してスペインで出版しよう――という企画が立ち上がったのは3年前だったでしょうか。色々とあったのですが,このほどようやく『Introduccion al Derecho Japonés Actual(現代日本法入門)』(ISBN:9788490149126)という本になりました。
http://www.derecho-hispanico.net/libros.html
 私もコラムを2つほど書いております(「年金制度」と「パートタイム労働法」についてです)。10月に出版されたらしい,という噂は聞いていたものの,ようやく実物を手に取ることができました。
 95ユーロと高い本ですが,約750頁ありますのでお値段に見合うだけの情報が詰まっております。日本国内では入手困難だと思いますけれども,スペイン語圏に法律を生業とされるお知り合いがおられたらご紹介くださいませ。
http://www.amazon.es/dp/8490149127/