2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

西川真音 『零と羊飼い』

西川真音(にしかわ・まおと)+しろ『零(ゼロ)と羊飼い』(ISBN:475804001X)を読む。工画堂スタジオが2005年8月に発表したゲーム『羊の方舟(はこぶね)』を改題・改作した小説。 http://www.kogado.com/html/hitsuzi/ 地球に向かって巨大な隕石が迫って…

今野緒雪 『卒業前小景』

今野緒雪(こんの・おゆき)『卒業前小景』(ISBN:9784086012140)を読む。〈マリア様がみてる〉シリーズの……第31巻。途中を何冊か飛ばしていたのは覚えていたが,どこまで既読かまでは覚えていなかったので最新刊だけ購入。照合してみると間に2冊あったよう…

杉井光 『ばけらの!』

杉井光(すぎい・ひかる)+赤人『ばけらの!』(ISBN:9784797350616)を読む。 ライトノベル作家達を主人公に据えたコメディ。どこまで実話なんだか……。 cf.: http://blog.meguru.moo.jp/?day=20080926 作中人物が誰を指しているのかさっぱりなままに読みま…

パソコンゲーム保全推進会議(第2回会合)のお知らせ

とき: 2008年11月2日(日)午前10時より ところ: 東京都港区生涯学習センター 去る9月7日に多数のご参加を得て第1回目の会合を持ち活動の方向性を探ったわけですが,今回は学術研究分野の動きに焦点をあてての議論となります。 【予定されている議題】 現…

野村美月 『“文学少女”と月花を孕く水妖』

貧血と花粉症が合併したような症状で身体が重かったので,本を読んで過ごしました。野村美月(のむら・みづき)の『“文学少女”と月花(げっか)を孕(だ)く水妖(ウンディーネ)』(ISBN:9784757739185)を読了。先週の東京出張に持っていき帰りの機内で読…

Bunkamura 『ミレイ展』

art

ホテルをチェックアウトし,人形町から渋谷へ。Bunkamuraザ・ミュージアムにて開催中の『英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠 ジョン・エヴァット・ミレイ(John Everett Millais)展』を見に行く。渋谷駅からの巡回送迎バスに乗ったため東急本店の中を突っ切るこ…

損保ジャパン東郷青児美術館 『ジョットとその遺産展』

art

研究会と勉強会と学会とが重なったので4泊5日の東京滞在です。 勉強会は15時からでしたので,その前に損保ジャパン東郷青児美術館にて『西洋絵画の父 ジョットとその遺産展――ジョットからルネサンス初めまでのフィレンツェ絵画』を観てきました。 もともとは…

塩野七生 『迷走する帝国』

ここしばらく,就寝前の読書に文庫化された塩野七生(しおの・ななみ)の『ローマ人の物語XII』を読んでおりました。 この巻で扱うのはカラカラ帝(在位211-217)に始まる時期。東方ではササン朝ペルシアが成立(226年)し,西方ではゲルマン人による防衛戦…

たかみち 『TAKAMICHI LOVE WORKS』

画集は,あまり好きではありません。好き嫌いというよりも,映像から情報を読み取るのが不得手というか……。芸術家のみる夢はカラーの場合が多いという話を聞いたことがありますが,ビジュアルノベル風に文字テロップが流れていく私はよっぽど文字情報偏重な…

大学院はてな :: 「歯医者に行くので出張できません」

edu

研究会にて熊坂ノ庄スッポン堂商事事件(東京地裁判決・平成20年2月29日・労働判例960号35頁)を題材に検討をしました。健康食品販売店Yに勤めていた原告X(63歳)は地下鉄構内の店舗にて勤務していたが,当該店舗が改装のために一時閉店することになったこ…