2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

美少女探偵ヴィクトリカ

対外的に吹聴するほどではないけれど心がけているということは結構ありまして。 例えば「ブックマークするのは数年後にも価値が残ると思うものだけ」とか,「ブログは1日1テーマ」とか。 でも,どうしても今日のうちに突っ込んでおきたい。 ■ 桜庭ワールド沸…

木ノ歌詠 『幽霊列車とこんぺい糖』

暖房費の節約で早めに布団にくるまってみたはものの寝付くには早すぎたので,木ノ歌詠(このうた・えい)『幽霊列車とこんぺい糖――メモリー・オブ・リガヤ』(富士見ミステリー文庫,2007年10月,ISBN:482916400X)を読みました。 味覚障害で生理不順で自殺…

上遠野浩平 『しずるさんと偏屈な死者たち』

昨晩は結婚式(ただし二次会要員)で,遅くに帰ってきました。引き出物を開けてみたら鮭とばだったんですが…… 酔いが醒めるのを待つ間に,上遠野浩平(かどの・こうへいい)『しずるさんと偏屈な死者たち』(2003年,ISBN:4829162147)を読みました。上遠野…

柏木博 『日用品の文化誌』

日帰りで東京出張。 新千歳のラウンジでは研究会で報告される方の著書を読んでいたのですが,機内でハードカバーを広げるのは難があるので,柏木博(かしわぎ・ひろし)『日用品の文化誌』(1999年,ISBN:4004306191)を。以前,出張中に本が切れたので,渋…

桜野みねね 『フェアリアルガーデン』

昔むかし,『まもって守護月天!』というお話がありました。 優しくはあるけれども押しは強くない少年のところに精霊シャオリンが現れ,つられて女の子が続々と周りに現れるという一種のハーレムもの。愛すべきは離珠(りしゅ)という,ちんまいツインおだん…

我孫子武丸 『殺戮にいたる病』

夕食後にうたた寝をしてしまったため,深夜になっても寝付けない。ならば眠くなるまで本を読もうと,我孫子武丸(あびこ・たけまる)のサイコサスペンス『殺戮にいたる病』*1を手に取る。 面白かったので,そのまま読了。 冒頭に「蒲生稔」が逮捕されるエピ…

大学院はてな :: 出向元と出向先の両方から受けた休職命令

edu

研究会で日本瓦斯(日本瓦斯運輸整備)事件*1が取り上げられたのですが,検討の中で興味深い指摘がありました。 Y1社において雇用されていた労働者Xに睡眠覚醒リズム障害の疑いありとの診断があったことから,残業の少ないY2社に出向して勤務していた。問題…

有栖川有栖 『マジックミラー』

年末年始には風邪をひいて家にこもっておりまして,有栖川有栖(ありすがわ・ありす)の〈国名シリーズ〉を7〜8冊ほど読んでいました。読んでいる最中には楽しみましたが,読了後にこれといって感想も無く,古本屋へ持っていくもの箱へ。 そんななかで『マジ…

大学院はてな :: 実労働時間は在社時間の8割?

Edu

研究会で検討課題となったネットブレーン事件(東京地裁平成18年12月8日判決,労働判例941号77頁)を読んでいたところ変わった説示に出くわしました。 論点は,システム開発に携わっていた労働者の労働時間(つまり,時間外割増賃金の請求)。この会社では,…

野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』

出張の帰路,羽田空港のラウンジで野村美月(のむら・みづき)『“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)』(ISBN:4757728069)を読んでおりました。 物語を激しく愛し,本をむしゃむしゃと食べてしまう“文学少女”遠子先輩。そんな彼女に〈本日のおやつ〉を…

アンカー展

Art

翌日のお仕事に備えて,前日の内に東京へ。 夕方に少しばかり時間があるので絵を観に行こうと思ったのですが,「××美術館」と名の付くところの案内を見ても西洋絵画のめぼしいものがない。国立西洋も長期休館中だし。 それで検索範囲を少しばかり広げてみた…

上月雨音 『SHI-NO アリスの子守唄』

上月雨音(こうづき・あまね)『SHI-NO ―シノ― アリスの子守唄』(ISBN:4829163534)を読みました。 シリーズの第2巻。主要登場人物は志乃ちゃん(小学5年生)と僕(オンボロアパート暮らしの大学1年生),それにキララ先輩(バイタリティが溢れてエロおやじ…

「美少女ゲームの二十世紀」公開 1982年から2000年にかけて発売されたパソコン向け美少女ゲームの全タイトルを収載した年鑑BiListの改訂版を公開いたします。 http://sowhat.magical.gr.jp/bilist/ http://bilist.dailybells.co.uk/ ゲーム史の基礎資料とな…