2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Res gastae populi romani

塩野七生『ローマ人の物語』に着手。 私、社会科の中では歴史が苦手で、特に西洋古代史あたりはまったくダメ―― だったのですが、昨夏にイタリアを旅してから俄然興味が湧いてきました。パラティーノの丘*1 に立ってフォロ・ロマーノ*2を眺めたとき、この国の…

Sketchbook

小箱とたん『スケッチブック』。スペインのマンガ雑誌で紹介されていたのが意識の隅っこに引っかかっていた。店頭で見かけたので買ってみたのだけれど―― これいい。力の抜け具合が。 美術部を舞台にしている(ような気がする)4コマ漫画。思いっきりなごむ…

ヴィクトル・ユゴーとロマン派展

art

道立近代美術館の特別展『ヴィクトル・ユゴーとロマン派展』へ。 う〜ん、文豪を主に据えた美術展は無理があるなぁ。ユゴーに関しては、作家という側面を強調すると自筆原稿や書簡の展示にならざるを得ない。それは理解できるのだけれど…… どうも、迫力に乏…

大学院はてな :: 精神性疾患罹患者の復職

edu

今日の研究会で議論の対象となった判例について。傷病を理由とする休職についてが私のデビュー論文でした*1。この論考を書いた2000年の時点では、裁判で争われていたのは身体障害についての事例しか見当たりませんでした。最高裁の打ち立てている枠組みを確…

YAMANA, Sawako

山名沢湖さんの既刊を、まとめて読了。 初期作品集『いちご実験室』は表紙買いして放ってありました。いかにも講談社の「なかよし」らしい流れの作品群でしたが、それほど上手いとも思わなかった。 それが、『委員長お手をどうぞ』〔1〕は、目を見張る出来映…

in librry

今野緒雪『マリア様がみてる』第19巻《イン ライブラリー》(ISBN:4086005271)読了。 心構えが出来ていないところで、叙述トリックなんか仕掛けないでください。引っかかるじゃないですか(笑)

東大生はバカになったか

立花隆『東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論』(ISBN:4167330164)読了。 著者が東京大学で3年間に渡り講師をしていた時期の前後に、同大学に近い場で発言したもの。挑発的な題名であるが、東大生をこきおろすのが目的ではない(機能としてはそ…

God Save The Queen

森博嗣『女王の百年密室』(ISBN:4344000099)を読み流す。 殺人事件は起こるが、ミステリィとしての側面は強調されていない(共通理解としての科学レヴェルが異なるので推理小説が成立しない)。森は、これまでにもVR(ヴァーチャル・リアリティ)が実用化…

イタリア遺聞

塩野七生『イタリア遺聞』(ISBN:410118108X)読了。 著者が歴史小説を書くために調べ上げた事柄のうち、小説には取り入れられなかった《こぼれ話》を集めたもの。例えば、『オデュッセイア』。トロイ攻略の後、神々の怒りに触れたオデュッセウスは、故郷に…

暗黒館の殺人

綾辻行人『暗黒館の殺人』読了。 私が最初に読んだ推理小説は、館シリーズでした。高校生の時に、谷山浩子さんの紹介で。思い入れのある作家なわけで、新作を楽しみに待っておりました。 とにかく分厚い。凶器に使えるんじゃないかと思うくらい重い(笑) 冒…

評論家入門

小谷野敦『評論家入門――清貧でもいいから物書きになりたい人に』(ISBN:4582852475)読了。 ネットワーク社会では、人々がめいめいに持論をぶつけ合う喧噪状態が常態である、とは誰の弁であったか。とかく批評がもてはやされる時代である。ならば職業的にや…