al Japon

 学会参加のため、一時帰国。朝のうちに家賃を払っておこうとしたのに、今日に限って大家さんがなかなか来ない。ぎりぎりになってようやくつかまえることができたのですが、「べつに月初めに払わなくても良かったのに……」と言われる始末(^^;

 そんなわけで余計な時間を食ってしまったので、タクシーで空港まで乗り付けることにしました。中心街から空港までは約20分で、料金は12ユーロ。

VLC/LHR

 最初は、バレンシア発 ロンドン行き 英国航空 BA7089便 (でもコードシェア便なので、実際にはイベリア航空)。

 英国はEU加盟国ですが、移動を自由にする「シェンゲン条約」には非加盟なので、他のヨーロッパ諸国に比べると面倒です。とはいえ、空港内ではパスポートコントロールが搭乗前にあるかどうかの違いでしかない。あと、待ち時間に空港内のどこまで遊びにいけるか、とね。

 で、2時間前に空港に着いたわけですが、そんなに早く来る客なんていない。もっと、ゆっくり来れば良かった……。バレンシア空港は小さいので、売店もほとんど無し。バルで珈琲を頼み、本を読みながら待つことにしました。新書を半分ほど読み終えたところで搭乗時刻。

 この路線は、14:00発15:20着ですから、札幌−東京と同じくらいですね。というのが間違いだと気づいたのは、恥ずかしながら席に着いたあと。英国と欧州大陸の間には時差があるので、2時間20分の飛行時間なのでした。それでも札幌−福岡と同じですから、これでヨーロッパの広さといいますか、国同士の近さを感じ取れるというものです。

 国際線のお楽しみといえば機内食なわけですが、今回はものすごく質素。ボカディージョ(スペインのサンドイッチ)の材料を並べただけですな、これは。

LHR/KIX

 ヒースロー空港はロンドンにあります。ロンドンは英国にあります。で、ユーロが使えない。そして、またもやポンドの為替レートを調べてくるのを忘れました(汗)

 というわけで、何も買い物ができません。ハロッズでジャムを買おうかなとも思ったのですが、おとなしく読みかけの本を終わらせることにしました。ヒースロー空港売店がたくさんあるので、待ち時間が長くても苦痛ではないですね。

 搭乗口に向かう途中、前回道に迷った場所を通りがかりました。改めて眺めてみてもわかりにくい。右に行くと英国への入国で、左に行くと乗り換え。これは構造に欠陥がありますよ〜

 ロンドン発 関西行日本航空JL422便18:55発14:55+着。かつて、国際線に乗るのは楽しみだったものですが、なんかもうどうでも良くなってきました。法律上、すでにここは日本だしね。機内食にしても、ありがちなものが出てくるわけだし。こんど機会があれば、他の航空会社に乗ってみたいものです。

 良かったことといえば、旅客が少なくて機内が広々と感じられたことでしょうか。目算で搭乗率26%。1人で横3席を使えたので、もう楽で楽で。でも、これで利益出てるのでしょうかねぇ。
KIX/CTS

 関西空港に到着すると、テレビ局のお出迎え(ぉぃぉぃ)。

 そこは、いつもの見慣れた風景ではありませんでした。係員がみんなマスクをしている―― 新型肺炎SARSの対策で、空港内は厳重体制。報道はスペインにまで届いてはいましたが、こんなことになっているとは。

 今回の旅程で最も苦痛なのが、関西空港での待ち時間。4時間は長いです。いっそのこと京都まで出かけようかとも思ったくらい。スペインに行くには日本航空の方が便利なのですが、札幌と成田や関西を結ぶ部分で支障が出るんですよね。時刻表、早く組み替えてくれないかな。