telefono movil

  次に、携帯電話を調達しに“The Phone House”という店へ。半日歩いただけでもあちらこちらで見かけたチェーン店でして、販売価格がはっきり明示してありましたから、ここなら安く買えるだろうということで。カタログ等から収集した情報を整理すると、

1. キャリアー(電話プロバイダー)には、Movistar、Vodafon、amenaの3社がある。それぞれ順に、電波が強い、日本のJ-Phoneと同じくカメラ付き携帯を売り出している、安いという特徴があるらしい。
2. 電話機の購入方法には、contrato(契約)とprepago(プリペイド)の2通りがある。contratoは通話料も電話機の購入費も安いが、銀行口座が必要。prepagoは最初にプリペイド料金を払うため導入コストが高くなるが、お手軽。

で、3×2=6通りの選択肢があるということがわかりました。特売広告に出ていた“Nokia 3310”はあるか聞いてみたのですが、在庫が無いというので“Philips”の機種を、amenaのprepagoで購入することにしました。約30ユーロの通話料込みで、89ユーロです。しかし、安いのは型落ちの『不人気』機種のためだったためのようでして―― おそろしいほど使いにくい。さらに、マイナーな機種だとケースやケーブルといったオプション品もほとんど無いということが後に判明。ただでさえ情報不足なので、多くの人が使っているものを選ぶべきですね(^^;)

 プリペイドにすると、購入は驚くほど簡単。クレジットカードを利用する際にパスポートを確認のためにちらっと見ただけで、購入者の名前など一切知らせる必要なし。そんなのでいいのか?と思ったのですが、電話を犯罪に使うなんて大した事件じゃないんでしょう。

 最初、発信はできるのに着信が出来ないので困惑していたのですが、どうやら「1分間ほど発信をすると、電話機が電話会社に登録され、着信ができるようになる」という仕組みだったようです。スペインの国内からはもちろん、日本からも“010-34”に続けて9桁の電話番号を押せば国際電話も受信できます。