caracol

 フェルナンド教授のお誘いを受けて食事に行きました。奥さんの運転する車に乗せてもらい、郊外へ。水族館から5分も進むと、あたりは水田が広がっています。その中に建つ一軒家のレストラン “La Matandeta” へ。ここで社会保障法を研究しているマリア(と、そのノビオ)が合流。

 肝臓のパテ、小魚のマリネ、ナイフ(という名前が付いたアサリの料理)と続いたあとで、バレンシア風パエジャ。どこがバレンシア風なのかというと、具の違い。日本だとエビが入っていたりしますが、こちらでは亜流。正統なるバレンシア風パエジャは、白豆、サヤインゲン、鶏肉、カラコルが入ってます。カラコル(caracol)は、カタツムリ。小粒で2〜3cmほどの大きさです。手でつまみ、観察することなく口元へ運んでいけば、指先の感触も食感も「ツブ焼き」を食べているのと変わりません。じっと見つめると、ツノがあるのでカタツムリだと思い出しますが。

 フォークとスプーンを手にしたところ、他の4人はスプーンだけを持ってこちらを見ています。説明によると、「皿に取り分けて食べる上品な食べ方もあるけれど、鍋から直接すくって食べる方法もある。どちらにするか?(=俺たちは直接つっつきたい)」 もちろん異議なしです。さながら陣取り合戦のように、外周から消えていきます。しかし、このパエジャ鍋、5人用で直径48cmあるんですけれど・・・。残しちゃいけないと思ってパクパク食べていたのですが、飲み過ぎもたたって帰宅後に胃痛が(^^;