jurio

 先週まで一緒の家にいたマルタとポールは、週末に帰りました。代わって、今週はフランス人の少年(中学3年生)2人が来ています。リオンの近くに住んでいて、バスで移動してきたとのこと。

 その流れで、北海道へ行く交通手段の話しになったのですが・・・ 「グロボ(気球)ではどうだ? フリオベルネはそう書いていたぞ」と言われまして。何それ?? わからないと答えたら、お前は世界文学を読んでいないのかとまで言われる始末。

 え゛? 世界文学?

 数秒間の脳内検索で、ようやくわかりました。フリオ → Jurio(西語) → Julius(ラテン語) → Jules(仏語) → ジュール... つまり、ジュール・ヴェルヌ80日間世界一周』 ですか。

 わかんねーよ。

 同じ連想で、教皇ヨハネ・パウロ2世」が 「フアン・パブロ・セグンド」 と名前を変える国です。名前まで書き換えてしまうのは、いかがなものかと思ったりもするのですが。

 ヴェルヌの英語版を貸してもらってめくってみたら、横浜を訪問したことになっているんですね。意外なところで日本が登場していました。

 『ガリバー旅行記』 に続編があるのは御存知ですか? 文学全集で読むと、小人の国だけではなく、巨人の国とか馬の国などを訪ねる続編があります。その中に、日本の出てくる一節があるのですが―― 日本人が読んだら絶対に抗議したくなるような内容なので面白いです。