Palma de Mallorca (2)

 マジョルカマヨルカ)滞在2日目。島の北西海岸に行ってみました。パルマのスペイン広場から出ている鉄道に乗車。90年以上前に建造されたという、古い木造車両が使われています。毎日10時40分に観光列車が出発するのですが、駅に行ってみると10時10分の臨時便があったので、即座に乗車(運賃6ユーロ)。アーモンド畑の中を突っ切っていく、のどかな路線。途中、目的地を見下ろす高台に停車します。
http://www.trendesoller.com/
http://www.sollernet.com/
 11時20分、ソーイェル(Soller)着。まずは駅構内のバルで珈琲を飲み、目を覚ます。街の中心にそびえる教会と、その前にある小さな広場が素敵な町でした。鉄道駅の正面から出る路面電車に乗り換え、海岸を目指します(運賃1ユーロ)。これまた木造のレトロな車両。車両の右側には柵も何もなく、下手をすると転げ落ちます(笑)
 15分ほどで、港町ポルト・デ・ソーイェル(Port de Soller)に到着。港を囲むように飲食店やお土産屋さんが並んでいます。私には観光地化しすぎているように思えたので、次の路面電車でソーイェルに引き返しました(30分間隔で運行)。
 13時20分、手近なバルに入り、ボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)とビールで昼食。
 14時00分、帰りの列車に乗車(運賃2.47ユーロ)。ぽかぽかした柔らかい日差しにうとうとしながら、車窓を眺める。
 15時00分、パルマに戻る。駅前からバスの3番線に乗り(1.1ユーロ)、20分ほど揺られてプラサ・ゴミーラ(Plaza Gomila)で下車。進行方向後ろ側へと戻り、最初の角で左側に曲がって坂道を登っていくと、10分ほどでベルベル(Castell de Bellver)に着きます。日曜日は入場無料。高台の上に建つ円形の見晴台で、パルマの街と港とが一望の下に見渡せます。
 再びバスに乗って旧市街へ戻り、17時15分、回教徒浴場(Banys Arabs)へ(1.5ユーロ)。1,000年ほど前にアラブ人が造ったものらしいです。暇を持てあましているイスラム愛好家の方でしたら行ってみてください(無理していくほどのものではないよ、っていうことです)。
 陽が西に傾いてきた時間帯には、ぜひ海岸沿いの遊歩道を散策してみてください。のんびりできる、とても素敵な場所でした。
 潮風の匂いを楽しんだあとでバルに入り、ビールとクロケータ(croqueta)で夕食。これが日本に伝わって「コロッケ」になりました。味も同じ〜