イタリア旅行記(1/6)

 乗り継ぎ無しで出かけられるところ――ということで、イタリアまで旅してきました。ヴォラーレ航空のVLCバレンシア発FCOローマ(フィウミチーノ)行きで出発。さすが《ゆるゆる》なお国の航空会社、1時間遅れでの離陸です。混み合っていたのか上空で40分ほど旋回し、14時にローマ到着。荷物がなかなか出てこなくて、20分ほど待たされる。
 無事に預託手荷物を回収したあと、空港からは鉄道で市内に向かおうとしたのですが…… なぜか突然に照明が消える。出発時刻になっても発車しないので聞いてみたところ、予告なく運休になったらしい。案内放送くらいしてほしいものである。
 そんなわけで無駄に30分ほど空港駅で費消したのですが、この《ゆるゆる》が私にも伝染していたらしく、降りる駅を間違えるというドジをしでかしました。20分待って後続便に乗り、今度は間違いなくオスティエンセ駅で下車。連絡通路を通って地下鉄B線のピラミデ駅へ。バルベリーニ駅で降り、予約していたホテル・ユリアにチェックイン。日本語の予約サイト“Rates to Go”を通じ、1泊45ユーロで手配しました。便利な場所でありながら静かで良いところでした。
http://www.hoteljulia.it/
http://www.ratestogo.com/
 いよいよ観光に。17時25分、まずはホテルのすぐ近くにあるバルベリーニ宮(国立古典絵画館)へ(Eur 5.0)。いい絵がたくさん見られました。
 続いて、ローマ国立博物館 マッシモ宮へ(Eur 6.0)。ここはガイドツアー形式で30分ごとの入場なのですが、ちょうど18時15分の回に参加できました。紀元前2世紀から紀元前4世紀にかけての、フレスコ画、モザイク画、彫刻が所蔵品の中心。ローマ時代のものばかり。ローマに来ているから、当たり前なんですが。『リヴィアの家のフレスコ画』は美しいものでしたが、その他の展示物は傷みが激しく、いま一つというところでした。
 テルミニ駅から地下鉄に乗り、スパーニャ駅で下車(Eur 1.0)。スペイン広場&スペイン階段へ。あまりに人が多く、階段が階段としての用を為していません。
 初日の締めくくりは、トレヴィの泉。すでに薄暗がりになっていましたが、美しくライトアップされており奇麗でした。
 夕食は、ホテルの近くのトラッテリア(食堂)へ。野菜サラダ、ピッツァ、ビール、果物、それにエスプレッソを注文。勘定を頼んだら、食後酒を置いていきました。うわ、これがイタリアで悪評高い「注文していないものを出してカネを巻き上げる」ってやつですね。ここは毅然と断るべきなのですが、それが、よりによってリモンチェッロ(Limoncello)だったのですよ〜 レモンから造られた甘ぁい酒です。釈然としないながらも、好きなものが目の前にあると、飲んでしまう意志薄弱さが恨めしい。結局、29ユーロを払ってきました。
http://www.arianna.co.jp/topics/0225.html
http://www.kanshin.jp/italia/index.php3?mode=keyword&id=149786