ベネルクス旅行記(3/7)

 ホテルをチェックアウトし、アントワープ駅(Antwerpen)のコインロッカーに荷物を収納。駅の北側から23番のバスに乗り、目指すはベルギー王立美術館(Koninklijk Museum voor Schone Kunsten)。いい絵がいっぱい観られて、幸せ。

 プランタン・モレトゥス博物館(Museum Plantin Moretus)。産業としての印刷業に初めて着手したクリストファー・プランタン(1520?-82)の家。図書館の閉架書庫に足を踏み入れたときのカビの香りが好きな人ならオススメ。今でも稼働するという活版印刷機や、革表紙の本などを眺めることが出来ます。建物もいい具合に古びていました。

 おやつには、さくさくのベルギーワッフル。肉屋のギルドハウス(Museum Vleehuis)、ステーン城(National Maritime Museum Steen; 国立海洋博物館)にも足を運んでみましたが、どちらもさして面白くはありませんでした。

 パウルス教会(Sint Pauluskerk)。壁一面に絵画が並べられており、どれも逸品。惜しむらくは、高いところに掲げられていたため、良く見えなかったところかな。
 ベルギー人はフライドポテトが大好きで、フライドポテト専門店があちこちにあります。私も、軽い風邪ならリンゴとフライドポテトで治るぐらいに大好き。というわけで、ひと袋買って昼食代わりに。



 鉄道に1時間ほど乗り、ブルージュ(Brugge)へ。12世紀には欧州最大の内陸港だったそうです。ところが、海とを結ぶ運河が埋まってしまい、船がやって来られなくなって衰退してしまったのだとか。しかしそのおかげで、古い街並みがそっくり残されています。今までいろいろな所を訪ね歩いてきましたが、家々が建ち並ぶ様子ということであればブルージュほどに美しい町を知りません。小雨が降りしきる天候でしたが、嬉しくなって、日が暮れるまでぐるぐると歩き回ってきました。
 夕食は、マルクト広場にあるレストランにて。スープ、ムール貝、アイスクリーム、珈琲で22ユーロ。