ベネルクス旅行記(5/7)

 ブルージュを09時過ぎに出発し、ブリュッセル(Bruxelles)へ。ホテルに荷物を預け、ベルギー王立美術館(Musee Royal des Beaux-Arts)へと馳せ参じたのが11時40分。

「当館は、まもなく閉館いたします」

はわわ〜、まだ見終わっていないですよ〜(泣)「青の順路;15〜16世紀」と「茶色の順路;17〜18世紀」とを鑑賞するのに、それぞれ2時間かかるほどの質と量。館内の食堂で昼食を取り、珈琲を飲んだことを差し引いても、半日では足りません。館内放送のあった16時30分には、ようやく「黄色の順路;19世紀部門」の途中に辿り着いたところでした。20世紀はゴミ同然の奇怪な前衛主義的なるものが置いてあるだけなので見る気はなかったのですが、写実主義印象主義のあたりをじっくり見られなかったのが心残りです。
 本日の添付画像は、ジュリアン・ディランス『埋葬のフィグアー』(1885年頃)。三次元より二次元の方に興味が向く目が、強く引きつけられてしまうほどに魅惑的。大理石の彫像に手を触れてみたくなったことは何度かありますが、抱き締めたくなったのは初めて……
http://www.fine-arts-museum.be/
 中心部に出て、老舗ダンドワ(Dandoy)へ。ベルギーワッフルには2つの様式があるのですが、ブリュッセル・タイプをそのまま食べてみました。なんか物足りない…… これは、コーンフレークをそのまま食べても味気ないのと同じで、アイスクリームや果物をトッピングする土台にすると、おいしさが引き立つ味付けになってる。そのまま食べるなら、リエージュ・タイプにすべきでした。
 1619年から放尿しつづけている小便小僧(Manneken Pis)を見て、グラン・プラス(Grand Place)へ。うわっ、地ビールの即売会をやっているですよ〜。もちろん参加するですよ〜。会場を2周して、コクのありそうな褐色のビールに決め、2ユーロを渡してをグラスに注いでもらう。惚れ惚れする旨さでありました。
 帰り道、今日もフライドポテトをひと袋買いこみ、おつまみ兼夕食に。
http://www.belgium-travel.jp/(ベルギー観光局)