Madrid

 海外在住日記
 マドリッドに久しぶりに出てきたので美術館めぐりを。
 まず装飾美術館(Museo de Artes Decorativas)。貴族の邸宅を改造し、家具や食器を陳列しているところ。
 王立サン・フェルナンド美術アカデミー(Real Academia de Bellas Artes de San Fernando)。初めて訪問したのですが、たいして知名度も高くないところなのに収蔵品が良くて驚きました。
 ティッセン・ボルネミッサ美術館(Museo de Thyssen Bornemisza)。先頃、増築工事が行われたという話は聞いていたのですが…… もともと大きな美術館だったのに、2倍近くに広がっていました(^^;) しかも、増設部分に置かれたものがこれまた一級品。これが個人の収蔵品だというのだから恐れ入ります。
http://www.museothyssen.org/
 近くのレストランで昼食をとって、プラド美術館(Museo del Prado)へ。いつも観光客でごった返しているのですが、待ち時間なしで入場できました。通算5度目の訪問ですが、落ち着いた環境で鑑賞できると格別。
http://museoprado.mcu.es/
 自分でも、西洋絵画を見る目がついてきたと感じられました。今年に入ってから、ロンドン、イタリア、オランダ、ベルギーと立て続けに美術館を巡って歩いてきました。その成果か、再びプラドに来てみると、以前はただただ圧倒されるばかりだったのに、今なら絵を楽しめる余裕が出てきた。何事も、数をこなしたという経験でわかってくるものなんだなぁ。好みを聞かれたら「中世の祭壇画、ヴェネツィア派、フランドル絵画」だと言えるようになったのが嬉しい。