黄泉がえり
移動中の機内で、梶尾真治『黄泉がえり』(ISBN:410149004X)を読む。熊本市近郊で死者が次々と蘇った。その数、およそ24,600人。とまどう生者たち。死者たちも、やがて「特別復活者」として社会に再び関わっていく――。奇抜なSFであるが、死生観を描いた小説。『エマノン』シリーズにもあった、時間の羊水をたゆたうような感覚が心地よく、心に染み入る。
はてな年間100冊読書クラブ 〔#021〕
移動中の機内で、梶尾真治『黄泉がえり』(ISBN:410149004X)を読む。熊本市近郊で死者が次々と蘇った。その数、およそ24,600人。とまどう生者たち。死者たちも、やがて「特別復活者」として社会に再び関わっていく――。奇抜なSFであるが、死生観を描いた小説。『エマノン』シリーズにもあった、時間の羊水をたゆたうような感覚が心地よく、心に染み入る。