パリ (5/5)

 ヴェルサイユ宮殿へ。中心部からRERのC5線で所要1時間ほど。10時48分着。行ってはみたものの、あまり良い印象を持たなかった。人が多すぎます。美術鑑賞を楽しめる雰囲気じゃない。
http://www.chateauversailles.fr/
 帰ろうとしたところ、宮殿内にある「両院合同会議」(Assemblée nationale)の議場を見学させてくれるという掲示があったので行ってみる。議場内では、演出を凝らして演説を再現して見せてくれる。法律家の端くれということもあって、こちらの方がよっぽど見応えがあった。
http://www.assemblee-nationale.fr/
 ちょうどバスが出るところだったので乗車し、パリ市内へ戻る。ポン・ド・セーヴル駅(Pont de sevres)で地下鉄に乗り継ぎ、サン・フィリップ・デュ・ルール駅(St. Philippe du roule)にて下車。
 13時56分、駅の近くの中華料理店で昼食。白ご飯の上に、鶏肉のあんかけ煮をかけたもの。平皿に乗ってはいるが、どう考えても
丼飯。
 14時15分、ギュスターヴ・モロー美術館(Musee National Gustave-Moreau)。19世紀後半の画家モローの邸宅を美術館としたもの。神秘性を帯びた作品群は興味深かったものの、陰鬱とした作風はあまり好みではなかった。
http://www.musee-moreau.fr/
 14時51分、すぐ近くにあるロマン派美術館(Musee de la Vie Romantique)へ。『地球の歩き方』では扱いが小さいものの、洒落た雰囲気を漂わせる品の良い展示でした。館内ではショパンピアノ曲がかかっていましたが、とても良く似合う。特別展は「ブラジル絵画展」。
http://www.v1.paris.fr/fr/ASP/SITEs/SITE.ASP?SITE=02023
 16時05分、ドラクロワ美術館(Musée national Eugène Delacroix)。アトリエを美術館としたもの。大作は他所にあるので展示作品の質では劣るが、周囲の雰囲気は落ち着いており、すぐ近くにある厳かなサン・ジェルマン・デ・プレ教会(St. German des Pres)も含めて足を運んでみる価値はあった。
http://www.musee-delacroix.fr/
 このあと、自然史博物館の鉱物陳列館を見ようと思っていたのだけれど、閉館時間が迫っていたので断念。次の楽しみに残しておくことに。かといって、一日を終えるには少し早い。そこで、凱旋門(&シャンゼリゼ大通り)に寄ってみる。特に感慨は覚えなかった。エッフェル塔にしても、移動中に地下鉄6号線の車窓から眺めて満足してしまったし。