舞城王太郎 『九十九十九』

 読み止しになっている某書の作品論を読むに先立ち,どうしても触れておく必要が生じたので,舞城王太郎(まいじょう・おうたろう)『九十九十九ツクモジュウク)』(ISBN:406182306X*1を開く。
 2頁目で意識が飛びました。めまいを起こして動けなくなる(例えでも,誇張でもなく)。第2段落を理解しようとして,言語脳がブルースクリーン状態に……。
 比較してみると,清涼院流水の『コズミック』は荒唐無稽ではあっても未だ物語の体を為していたのが分かったよ。

*1:文庫版は,ISBN:4062756242