篠沢秀夫 『フランス三昧』

 国会図書館へ資料収集に出かける。
 行きの機内で読んだのは,中公新書の『フランス三昧』(ISBN:4121016246)。買った後で,著者が篠沢キョージュだということに気がついた。
 第1章「今のフランス」では教育制度や言語を,第2章「フランスの成り立ち」ではアルザス地方などを例にとって国土の成立を――と,あれこれ書き連ねられていく。
 前半は楽しく読んたのだが,後半になると文学のテキストを引用した話題が多くなり,つまらなく感じた。