クロード・モネの世界

 名古屋での研究会に参加するため出張。今月は新潟・熊本・東京・名古屋の4都市に出かけるという慌ただしいことに。
 ホテルをチェックアウトした後,名古屋ボストン美術館での『クロード・モネの世界――ふりそそぐ陽光,色彩のメッセージ』を観てきました。標題にあるようにモネを中心に据えたうえ,モネと交流のあったルノワールセザンヌらの同時代の人物も多数展示。
 かなりの名品が数多く揃っていたので,充実した展示になっていました。今回の出品作の中では《アンティーブの砦》がお気に入りでしたが,かといって画集を買って手元に置きたいとは思わない。印象派の作品って一枚一枚をまじまじと観るようなものではないと思うのですが,絵のある部屋に入ると気分が華やぐのが魅力でしょう。