名古屋ボストン美術館 『ペリー&ハリス』

 昨日,日本スペイン法研究会に参加のため,名古屋へ来ました。
 当地の友人と昼食をご一緒する約束を取り付けたのですが,ホテルのチェックアウトからの数時間をどうしたものか。小雨がぱらついているので,屋外を散策するには不向きだし……。
 市内の美術館の開催予定を見ても魅力的なものが無かったのですが,ものは試しと名古屋ボストン美術館で開催中の日米修好通商条約150周年記念 ペリー&ハリス』を見に行ってみました。
 ん〜 やはり足を運んでみても,あまり魅力的ではありませんでした。
 唯一,興味を惹かれたのはウィリアム・ハイネの絵。ペリーに随行してやってきたハイネは,写真代わりに風景を模写したり,歴史画よろしく江戸城建築の風景を想像で描いてみたり,庶民生活を克明に記録する風俗画を仕立ててみたりといった連作。ミュンヘンから来日した20枚の絵はモノクローム調で,緑がかっていなければ写真かと見紛うような出来映え。