Bunkamura 『ワイエス展』

 共著で本を作っていたので,名古屋から戻ってきてから此の方,ずっと余裕を欠いた状態になっておりました。
 今日は出張の都合で東京前泊。せっかくだから美術館に行こう! と思ったら,祝日の翌日なので(火曜日なのに)主だったところは軒並み振替休館。しくしく。
 こんな時に頼りになるのが,原則無休のBunkamuraのザ・ミュージアム。渋谷で『アンドリュー・ワイエス 創造への道程』を観てきました。リーフレットやポスターでは期待させてくれるものがあったのですが,かなり散漫な印象を残す展示であったことは否めません。出品数は150に昇るものの,うち3分の2が習作なので。
 《粉挽き小屋》《火打ち石》《オルソン家の納屋の干し草置き場》など,いわゆる完成作品は気に入ったものもあったのですが,量的な物足りなさを強く感じました。