festivo de Magdalena

 Diegoの誘いで、バレンシアの北にあるカステジョン(Castellon)へ行ってきました。あ、体調は食欲を除いて順調。

 携帯電話あてのショートメッセージで、「festivo de magdalena を見に行こう」としか聞かされていなかったのですが…… 直訳すると「マドレーヌ祭り」。大きなマドレーヌを焼いて、大食い大会でもやるんでしょうか?

 さんざん迷って会場の公園に着いたのですが、どうも想像していたのとは違う。露天がいっぱい並んでいて、ピザやクレープといった食品、あるいは工芸品を並べています。Deigoが向かったのは、『菜食ずし』と日本語で書かれた店でした。

 話を総合すると、事の顛末は次の通り。“fedtivo de Magdalena” というのは、カステジョン市の守護聖人である「マグダラの聖女マリア」の祝祭。食べ物であるマドレーヌと語源で関わりはあるものの、別項目でした(笑)。お祭りにあわせ7年ほど前からフリーマーケットが開かれるようになったのだが、Diegoに日本語を教えているKaeさんが今回初参加を志し、Toshi さんが加わって、巻き寿司と天ぷらの店を出すことにしたのだとか。ちなみに、2m四方の区画を4日間借りるのに200ユーロと結構な額を払ったらしい。

 そんなわけで、なんとなく流れで店の手伝いをすることになりました。とはいえ、調理に出る幕はないし、客とのやり取りはDiegoがやっているので、手伝うといっても水汲みと米研ぎ(^^;)

 見ていてなるほどと思ったのは、巻きずしの中身。スペインは魚が豊富といっても、生の魚は食べない(というか、熱を加えないと危険) なので、寿司に興味はあっても生ものはちょっと……という人が多い。そこで、きゅうりと人参の漬け物と、カマンベール・チーズを具にしていました。

 チーズと米の組み合わせに顔をしかめる日本人も多いかと思いますが、結構おいしいんですよ。スペインでは、米を牛乳と砂糖で煮込んだお菓子(arroz con leche) というのもありますし。というか、いまこの文を書きながら、アロッス・コン・レチェをおやつに食べてます。さっき、同居人が鍋にいっぱい作ってくれたので。