IVAM

 バレンシアにある大きな文化施設で、行きそびれていたのが「現代芸術学院」、通称IVAM。近代美術を収集しているというので、どうも行く気が起きなかったのですが、せっかくの連休だし文化的なこともこなしておこうと思い行ってみました。

 ……行くんじゃなかった。

 ペンキをぶちまけた板が飾られていたり、つぶれた鉄パイプが並んでいたりと、思わず収集車を呼びつけたくなるようなゴミがいっぱい。

 このままじゃ気がおかしくなる! と、隣の先史時代博物館に立ち寄ったのですが、こちらは骨がいっぱい(><)

 幸いだったのは古地図があって、19世紀前半のバレンシアの様子を見ることができたことでしょうか。地図を手がかりに、町がどうやって発展してきたのかを想像するのは楽しいです。昨年の暮れにビザが来るのを待っていた時分のこと、福岡の地図を買ってきて、かつて路面電車国鉄筑肥線が走っていた痕跡を眺めていました。今となっては不可解な道路の曲線が、線路を引くためのものだったりして面白いですよ。