NRT/MXP

 成田発 ミラノ行 JL417便も、かなり空席がありました。だいたい搭乗率50%くらいだったでしょうか。例によって無事に通路側席を確保できましたし、隣が空いていたので圧迫感もありませんでした。

 さて、恒例となりましたお食事の時間です。何と言っても、食べることは人生の楽しみですからね〜 さて、これまで機内食は一貫して洋食で通してきたのですが、たまには和食にしてみました。味はどうだったかというと―― 途上国では飢餓が深刻な問題になっています。食べ物があることに、感謝をしなくてはいけませんよね。簡単に言うと、筆者が貧乏舌な故に上品な味付けに慣れてないというか、JALでは動物性脂肪とグルタミン酸ナトリウムを控えめに用いている、ということで。あ、洋食に比べると、和食は欠点が露見しにくいというのも発見でした。

 しかし、だいぶ慣れてきたとはいえ、12時間はつらい。とくに、離陸5時間後あたりが。機内食をいただいて、軽い眠気に襲われ、ふっと目を覚ますのがこのあたりなんですよね。かなり飛んだハズなのに、まだシベリア平原の真ん中で、ウラル山脈すら彼方遠くというのを地図で見ると、やるせない気持ちになります。

 離陸8時間後に、軽食が出てきました。日本時間だと夕食の頃ですし、ヨーロッパ時間にしても昼食の時間。小腹が空いているときに嬉しい。で、

 「甘いパンと、お総菜パンがありますが、どちらになさいますか?」

 もちろん(謎)な方を 割ってみると、中には薄茶色のペーストが練り込まれています。軽い塩味をつけてあって、もったりとした食感。私はこれを、肉まんパンと命名しました(笑) この文章を読んで、自分の店で売り出してみようと思われたパン屋さん関係者の方、やめた方がいいと思うです(^^;

 旅も後半に入ってくると、精神的に楽ですね。サンクトペテルブルクを越えてしまうと、地図に変化が出てきますから見ていて楽しいです。今回の航路だと、ドイツの上空をまっすぐに南下していきます。アルプスに入ると、機外カメラで白い山並みが写し出されます。尾根筋までくっきりと見ることができるので、ミラノ経由便はお薦めです。