companera de piso

 上の階に住んでいるカルロスが、オーブンの中の鉄板を借りに来ました。それ自体がおかしな出来事なのですが、立ち話をしていてナンシーがオランダ旅行中だということを教えてもらいました。同じ家に住んでいるのに5日ほど顔を見ないなぁと思っていたら……。なんとなく兆候はあったんですよね。使われている食器の数が少ないから。

 ここの住人達は、めいめいが自分の食べるものを用意するし、外出する時も居間に誰も居なければ声をかけずに出ていきます。生活時間帯がずれると、丸1日会わないことも。それでも、流しに残されている食器を見ると、誰が食事を済ませたか分かります。ペルー人は、鍋にピリ辛っぽい赤いものが付いている。加熱調理をしないのがドイツ人で、ドレッシングには香草が混じっている。お嬢さん2人は「食器が貯まったら、まとめて洗う」のが流儀らしいので、「食後に洗う」日本人が片づけ係。まぁ、掃除と洗濯と食器洗いが趣味なので、自然な帰結ですが。実家でも妹は家事をしないので、私がブラジャーを干していたりしましたし。こういう環境だと、結婚に対する幻想は持ち得ないどころか、消滅していきます(^^;

 期待するものといえば、料理の上手い人となら暮らしてみたいですね〜。私、調理するは得意なのですが、料理は×。冷蔵庫の中の食材で何か料理しろと言われても、できないです。でも、お菓子はレシピ通りに調理すればいいからね。例年、3月13日にはクッキーを焼いていたのですが、ここ数年は作る理由を与えられなかったので腕が落ちているかも。

 先日、母が何を考えたか「ダイエット・シュガー」でスポンジ・ケーキを焼きまして。渡辺祥智『funfun工房(ファクトリー)』(ISBN:4592171365)の1/4スペースに、お菓子はレシピと違うことをするととんでもないことになるというくだりがありましたが、まさにその通りの無惨なものでした...