melon

 食べ物関係の比率が増えていますが、日常の中の享楽というと他にないですからね……。 1週間の中の変化というと、週末にカレーライスの日がある以外、朝夕は同じ。昼にしても、パスタを丸いのにするか長いのにするかぐらいなもので。最近の変更点というと、魚を「焼く」から「煮る」に変えたこと。コンロの関係で、同時に2つまでしか加熱できません。片方は白ご飯を炊くのに占有するので、おかず+味噌汁をもう一方で処理しなくてはいけない。以前は、先に汁ものをつくって火から下ろし、それからフライパンでおかずを作っていました。これを、小鍋で魚を煮て取り出し、そこに具を加えて味噌汁に仕立てという方式に変更。これにより、(1)味噌汁のダシが濃厚になる、(2)フライパンを汚さずに済む、(3)油の摂取量を減らせる――という利点を獲得。

 いちばん変化に富んでいるのはデザート。季節の果物を選ぶのが楽しい。青果売り場で主力商品になっているものを選ぶことにしているのですが、先週は桃がおいしかった。それが、昨日からメロンに変わりました。ただ、スペインのメロンは外見が黒っぽくて、名札がついていないとスイカに見えます。形はラグビーボールみたいで、長径26cm、短径14cmの楕円形。冷蔵庫に入るか不安があったのですが、1玉1.43ユーロ(約200円)とお手頃価格だったので調達。

 1/4に割って冷蔵庫に投入し、冷えたところをいただきました。青肉で味は控えめでしたが、この大きさで日本のような甘さだと胸焼けして食べ切れないから、ちょうどいい具合。

 ――と書いたところで注が必要なことに気づく。札幌のメロンは、道外のそれとは違うかも。札幌でメロンというと赤肉の夕張産が一般的。で、札幌の庶民向け市場に出まわってくるのは、熟れすぎていて東京方面に出荷できない状態のもの。時折、完熟を通り越して、アルコールの風味がすることもあります。そのぶん、スイカより安いのだけれど。