Octubre

 今月から「研究生」になりました。要は、スペイン政府からの経済的支援が終了したということなのですけれど(泣)。途中までは更新を許可してくれるという話だったのに、最終段階でくつがえすんだもんなぁー。というか、せめて不承認の連絡ぐらい欲しい……。実績を出していないから納得できる話ではあるのですが、後ろ盾があるのと無いのとでは出来ることに違いが出てくるので、かなり痛手。

 滞在に必要な査証(ビザ)は警察署が管轄で、スペイン外務省の動きと連動していないから問題なし。いい加減な制度が、有利に働く希有な例でしょう(笑)。大学の方はというと、到着したときに「役所からは何にも連絡がないんだよねー」と秘書さんが扱いに困っていたぐらいで、これまた別個の話。資料収集とか講義の聴講は続けさせてもらえるし。なんとかなるよ。

 となると、残るはアレです。愛情は美しいし、友情も素敵だけれど、やっぱり世の中カネだよねっ。

 今の住居に入った3月1日からの7箇月間の決算をしてみると、収入6,314ユーロに対し、支出6,264ユーロ。5月に一時帰国した航空運賃(EUR800)や、先月のスイス旅行(EUR560)も含めての金額なのに、ほぼ収支均衡というのには我ながら感心しちゃった。

 去年の秋まで3箇所の非常勤講師を掛け持ちでこなし、それなりの蓄えは作ってあります。この調子なら、来年3月までは暮らせそう。緊縮財政にすれば、あと1年持ちこたえられなくもないのですが…… 減らせるところというと、週に1度のピザ(170円)、2週間に1度の日本製袋ラーメン(240円)、3日で1袋のポテトチップス(120円)、2週間で1箱のアイスクリーム(130円)。う〜ん、これを削っても意味がないような(^^;

 月に1枚のアニメDVD(2,340円)が日常の中で最も高額な支出なのですけれど、これは精神の健全性に関わる問題なので。それに、日本だと軽く3倍はする代物なので、長期的には節約になっているし。

 あとは旅行。でも、ロンドンとパリには出かけてみたいし、もう少しスペインの国内も見てまわりたいからね。そう考えると、あと半年かな。

 実は証券会社に口座を開いてあって、TOPIX東証株価指数)に連動する貯蓄があります。年末までに日経平均株価が2万円まで上昇してくれたりすると、ノルウェーまでフィヨルドを見にいけるのですけれど。