Día de la Constitución

 今日から3連休。初日は「憲法記念日」です。1936年から独裁をしいたフランコ将軍が没したのは、1976年のこと。この時、すでに私は産まれていたんですよねー。そして、現行の民主化憲法が制定されたのが1978年。スペインが民主的な国になって、まだ25年しか経っていないのです。それは即ち、法律学の歴史が浅いということなのですけれど――

 昨晩、Masakoさんから電話がかかってきました。

 「帰国するのでお別れ会をやります。来てくださいね」
 はいはい。もちろん行くですよ〜

 「手みやげは、飲み物1本です」
 了承(1秒)。言われなくても、スペインで食事時に招かれたら、ワインを1本持っていくのが常識です。

 「あと、Genさんは料理を1品持ってきてください。和食がいいです」
 ――は? もしかしてこの人、私のことを料理が得意だと誤解してる? そりゃ、以前に、白ご飯が上手く炊けて喜んだりとか書いた覚えはあるけれど(汗)

 しばらく押し問答したけれど押し切られてしまいました。仕方なく、何を作るか考える。自宅で作って持っていくとなると、運搬できない汁物は除外。距離があるので、冷えてしまう揚げ物も不可。日本人もいるらしいので、小手先のワザも使えない。スペイン料理に良く出てくる魚でも、焼いて醤油をかけると喜ばれたりするんですけれどね。煮物はどうかと思ったのだけれど、シイタケが無いから味が出ないし、妥協するにしてもスーパーが14時で閉まってしまうので準備が間に合わない。

 消去法で、おにぎりになりました。ご飯の炊きあがりは、自分でも惚れ惚れするくらい上出来。まず、最初にツナ。ひとくち大にしようとしたのだけれど、中に具を入れると小さくできない。そこで、赤シソをまぶしたものを作る。この2つは、失敗のしようがない。

 しかし意外性に欠けるので、焼きおにぎりも製作してみる。まず、ご飯を小さく丸めておく。醤油を塗ろうとしたら刷毛がないので、代わりに味噌を薄く塗ってみる。焼き上げようとしたら金網がないので、フライパンにオリーブオイルをひいて熱してみる。

 試食してみると…… ゴマ塩にしておけば良かったと後悔。捨てるのももったいないので、味付き海苔でくるんで持っていったのですが、やはり苦情がきました(笑)