Motet

 歳末商戦期間ということで、日曜日にも関わらず商店は営業。

  • CD J.S.Bach “Motets” BWV 225, 226, 227, 228, 229, 230 Naxsos 8.553823 (6.0ユーロ)
  • 書籍 Guias Acento “Londres” ISBN:8448305388 (28ユーロ)
  • 電気コンセント変換アダプター BF(英国)→C(欧州大陸) (6.9ユーロ)

 帰宅後、買ってきた大バッハのCDをかけながら、ロンドンのガイドブックを読む。すでに『地球の歩き方』のロンドン編はあるのにわざわざスペイン語の本を買ってきたのは、18〜19世紀の古い写真や風景画が多数収録されており、眺めていて楽しそうだったので。

 CDは「バロック・アンサンブル」という説明があったので選んだのだけれど、これが近年まれに見る大収穫。こんな楽曲があったら聴いてみたいなぁ――と思っていた希望そのままでした。かれこれ5時間ほど繰り返し聴いていますが、未だ飽きません。モテットとは、聖書の章句に曲を付けた声楽曲のこと。底部でオルガンの伴奏が入るところもあるけれど、基本は人間の声を重ねて構成されています。かといってグレゴリア聖歌ほど荘厳ではなく、レクイエムやマタイ受難曲のような悲壮感もない。流れるような、心地よい旋律の組み立てなのです。

 この家、壁が薄くて周囲の生活騒音が聞こえてきてしまうので、低く音楽を奏でておかないと集中が途切れてしまうのですよ。