大学院はてな :: 労働契約法試案

 研究会に唐津博教授をお招きして,お話を伺う。話題は,連合総研(連合のシンクタンク)が発表した《労働契約法試案》について(主査:毛塚勝利教授)。唐津先生は,試案を取りまとめた「労働契約法制研究委員会」のメンバー。試案は,厚生労働省「今後の労働契約法制の在り方に関する研究会」報告書(座長:菅野和夫教授)への対案として,2005年10月に発表されている。
http://www.rengo-soken.or.jp/houkoku/itaku/20051011_rodokeiyaku_hosei.htm
 唐津先生が強調されたのは,原理的な議論をする文化の大切さ。そもそも何故,何のために労働契約法を制定しようとするのかを大所高所に立って論じておられた。不明を恥じる。
 折しも今日,本の初校が上がってきたところ。まだ加筆は間に合いそうなので,今日の成果を少しでも反映させておこうと思う。