大学院はてな :: \234,850

 昨日,学費を払い込んできた。半年分で234,850円。留学等のために3年間の休学(=学籍はあるけれど学費納入義務は無い期間)を挟んだりしたけれど,今期は留年という扱い。すでに博士課程の標準修習年限を超過したので,今期以降の学費は本来であれば必要がない出費。単位が必要なわけでもなく,ただ「学生」という身分を確保しておくための支出。それだけに堪える。普段,弱気なところは人に見せないようにしているけれど,花粉症で体調不良(北海道なのでシラカバとポプラのせいらしい)だと精神的抵抗力まで落ちてしまっていけない。
 講師業で稼いでいるとはいえ,昨年の年収は106万円。書籍代や学会参加費として年間に20〜30万円ほど使っているから,バランスシートに占める〈教育費〉は60%を軽く超えているだろう。キャッシュフローの不足は,残しておいた育英会奨学金を取り崩して工面しているのだが,財政が破綻を来していないのが我ながら不思議。
 学問の道が険しいのは理解していたつもり。でも,就職の当てが無いほど厳しいとはねぇ。最低生活費が確保できず「パンのための学問」にすらなっていないことが悲しいやら,悔しいら……。