『ひぐらしのなく頃に』〔8〕

 07th Expansionひぐらしのなく頃に解』第8話「祭囃し編」。

  • 18:05 MKにて購入。
  • 20:00 インストール作業。まず NSDEC で展開し,分量を調べる。第1〜4話が 3,434kb だったのに対し,第5〜8話は 4,732kb(制御コードを含んだ状態。ベタテキストにすると,この2/3くらいだと思う)。*1
ひぐらしのなく頃に解 4,732kb
 うち 5. 目明し編  748kb
 うち 6. 罪滅し編  874kb
 うち 7. 皆殺し編 1,035kb
 うち 8. 祭囃し編 1,384kb
 ほか 「おまけ」など  
  • 20:30 開始。
  • 21時台 研究者魂を揺さぶられる。
  • 22:26 題字に到達。
  • 23時台 小難しいことを言われたのでフローチャートを書きつつ進めるが,実は素直な造りだった。
  • 26:31 昭和58年6月。そして,始まり。
  • 29:10 サ変 動詞 名詞「あうあう」「あぅあぅ」「ぁぅぁぅ」。ここで休息。

以下,進行に関するネタバレがあります。
 本作は,三部構成で成る。
 第一部では,鷹野三四を主人公に据え,動機が解き明かされる。もし,ハリウッド的なドラマツルギーで進行させるならば,存在してはならない箇所(→ id:genesis:20060814:p1)。善悪の単純な二項対立に終わらせていないことには好感が持てる。
 第二部での「カケラ紡ぎ」は,『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』を思い起こさせる。とはいえ,システムは Nscripter であり,フラグを可読的にして煩雑に見せかけているだけの単一分岐。それでも,この TIPS を応用したゲームシステムにすることで,視点人物の切り替えが頻繁に生じることを違和感なく受け容れさせている。実に上手い造りだと思う。
 第三部,昭和58年6月(= the 1000th summer)。『Kanon』に挑戦を叩き付けるような〈奇跡〉の扱い(= Unlimited Miracle Works)。ちょっと,これは評価を下げるなぁ……(cf.: id:kagami:20060815#p1) しかし今は,この物語が紡ぎ終えられたことを言祝ごう。