ピアチェンツァ

 特急列車ICに乗り,パルマを通り過ぎて,エミリア=ロマーニャ州の北端にあたるピアチェンツァ(Pacenza)に向かう。まずは,かつての為政者の居城を博物館として利用しているファルネーゼ宮殿(Palazzo Farnese)に向かうが,9月中は夏季短縮営業中ということで入場は出来なかった。そこで,首都が移転したために途中まで造って放置されてしまうことになったという建物だけを見ていくことにする。
 名刹サン・シスト教会に寄ってから,ゴディコ(旧市庁舎),サン・フランチェスコ教会を通ってドゥオ−モ(Duomo)へ。高くそびえる鐘楼を持つ優雅なファサードは,夕陽を受けてとても美しい(その割には,内部は簡素でしたが)。
 サン・アントニオ教会(Bascilica di S.Antonio)もまた,夕陽が似合う。正面から見るとそこそこ立派なだけなのだけれど,右手にある広場の方から眺めると実に堂々たる構え。