モデナ

 午後はマントヴァを訪ねてみようと列車に乗ってはみたものの,車中で時刻表を見てみると片道3時間ほどの場所にあり,現地での滞在時間を長く取れないことがわかった。そこで代わりに,乗換駅のモデナ(Modena)を目的地に変更。
 駅を出てしばらく進むと,光を受けて輝くドゥカーレ宮殿を回り込むように道が続く。かつての町の支配者エステ家の繁栄振りが忍ばれる構え。
 柱廊を抜けてさらに歩を進めると,世界遺産になっているグランデ広場(P.za Grande)に出る。右手には時計塔を備えた市庁舎,左前方に大聖堂,正面には緩やかに張り出した半円柱形のテラス,そして正面に鐘楼と均整の取れた美しさ。大聖堂は修復工事中であったために正面のファサードを目にすることは出来なかった。
 総合博物館も修復工事中だったので,市内を一巡して立ち去ることにする。