谷川流 『電撃!!イージス5 Act.II』
一昨日，水面を眺めてぼーっとしていたら，隣に座っていたぎをらむ（id:giolum）さんに叱られました。
「『イージス5』は2巻も読まなきゃダメです」
どうして，私が第1巻だけで読むのを止めたことを覚えているんでしょうか。本人も忘れていたのに。よほど恨みを買っていたようです。「や，『イージス』だけじゃなく『学校を出よう』の2巻も読んでいませんから……」とかわそうとしたら，周囲の人までジト目を向けてきます。居たたまれません。
さて，昨日。古本屋に立ち寄ったら置いてありました。誠実さを示すべく購入。続きを読まなかったのは主に経済的理由からでありまして，嫌いとか苦手というわけでもありませんですし。
そして今日。花粉症の薬が効くのを待つ時間に『Act.II』（ISBN:4840231737）を読みました。率直に言うと，無理をしてまで読むものではないかと思います。第1巻の時点では正ヒロイン候補が2人いたところですが第2巻の冒頭で展開される個別シナリオで片方にフラグが立ち，イベントとして主人公の妹キャラが登場というストーリー。第2巻はまとまりが良いので，第1巻で止めたときよりもシリーズとしての印象は若干上向きになります。でも，こじんまりとまとまってしまったように感じるところもあって……。
後藤なおによるイラストは，第2巻の方が格段に出来が良いのですけれど。
ん〜 評価の差は〈妹〉と〈猫〉に対する愛情の欠損に起因するのでしょうか。それとも，羽根っぽいものが生えたリュックを背負う〈妹〉の描かれた口絵で「うぐぅ」と呼んでしまった私の業の深さでしょうか。
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