阿蘇くまもと空港

 見たいものは見終わったので早めにKMJ熊本空港へ移動。2時間ほどあったのでカードラウンジに。NICOS Premio だと年会費が格安でありながら空港ラウンジサービスが付帯しているので,お出かけのたびにお世話になっています。特に,羽田空港第2ターミナル北ピア4階のラウンジは駐機場やアプローチ中の航空機を眺められるので,本と珈琲とで待ち時間を過ごすのが楽しいのです。

バチカン―ローマ法王庁は、いま (岩波新書)
 熊本空港のサービスは少々変わっていて,飲み物のお代わりはできないけれどもアルコールも無料。4秒ほど躊躇いましたが,結局ビールを。副指導教官は「毎日2本のビールは健康で最低限度の生活に必要」と語っておりましたし。
 郷富佐子(ごう・ふさこ)『バチカン――ローマ法王庁は、いま』(ISBN:4004310989)を読了。教皇ヨハネ・パウロ2世が逝去された時期に朝日新聞の特派員としてローマに駐在していた記者が書いたもの。
 第1章で綴られるコンクラーベの前後については現地レポートとして面白い。第2章から第3章にかけては前教皇の足跡がまとめられているが,これも実体験に基づいたルポルタージュとして読める。それに対し第4章以降ベネディクト16世に関してとなると,新教皇への敬慕が形成されていないためか,あるいは著者が政治記者としては不向きなのか,やや精彩を欠くものとなっているように感じた。