スパンエアー機事故

 朝,新聞を開いたらバラハス空港(Barajas, MADRID)でのスパンエアー(Spanair)JK5022便事故のニュースが。「事故機の乗客名簿に日本人らしい名前は含まれていない」っていうのは,友人知人が日本人限定の時にだけ役に立つ慰めだよね……。急ぎスペインのニュースサイトを開いて搭乗者リストを確認。

事後現場地図は www.elmundo.es より引用 左下が第4ターミナルの建物

 目的地のラスパルマス(Las Palmas)は,金糸雀の名前の由来にもなったカナリア諸島(Canarias)にあり,モロッコの西方沖に位置する。カナリア諸島は果物の産地として知られており,バレンシア留学時代にバナナを買うと《国産》であったことが多くありました。
 事故を起こしたのは1992年に就航したMD-82型機。現時点では「死者153,負傷者19」と伝えられている。この機材の定員は172だから満席だったわけか。8月下旬は遅めのバカンスに出発する人が多い時期。乗客162名の内訳について“entre ellos, 20 ninos y dos bebes”(うち,児童20,幼児2)との注記があり,家族連れが多かったことをうかがわせます。