07th Expansion『うみねこのなく頃に』ep.5-6

 発表直後には買い逃してしまい,ep.4まで進めたところでお預けになっておりましたが,先週ようやく『うみねこのなく頃に散』を入手しました。毎晩,少しずつ読み進めてep.6を終えたところ。
 ep.1の冒頭,あまりのつまらなさに年単位で放置していたのが嘘だったかのように面白くなってきました。ep.2では「どうしてこいつら(キャラ)達はこんなことやってるんだろう」と突き放した気分になり,ep.3では荒唐無稽さに辟易した展開もありました。しかしながら,そうした読者心理もシナリオに組み込まれてくるとなると,見透かされたこちらとしては苦笑いして居住まいを正すしかないわけで。ep.5から“探偵”ヱリカが登場したおかげでテクストを読み込もうという気にもなりますし。新本格で育った身にとっては,ep.2はジャンル不明で困惑するばかりでしたし。
 昨秋から幾つかのプロジェクトを並行で動かしていたのですが,勝負慣れしていないものだから神経が擦り切れて胃を痛めてしまい,この2か月ほど寝込むことが続いておりました。『CLANNAD』の古河渚シナリオにおいて「出かけようとすると微熱が出て動けない」というシーンは現実感が無い設定だと思ったものですが,あれ,本当に起こる現象なんだね……
 閑話休題。そんなリハビリの時期にep.5-6を読んだわけなのですが,竜騎士07の《解決編》は気力の充填に大いに作用いたしました。続きが楽しみ。