ザルツブルク

 地図を開いてみると国境を越えてオーストリアになりますが,ミュンヘンザルツブルクは近い位置にあります。特急列車で約1時間30分,日帰りで訪ねてみました。ミュンヘン0827発のEC111に乗車。日本から DB のサイトで予約していったのですが,結局,コンパートメントを独占できました。しかし「257号車」という表示は,何とも分かりにくい。
 1009ザルツブルク着。駅を出て左に歩いて行くと20分ほどで川の畔に出ます。橋を渡れば旧市街。
 1本内側の路地に入れば,ゲトライドデガッセ(Getreidegasse)。ここはショーウインドウを眺めているだけでも楽しい。いったん通りを端まで進み,モーツァルト広場の案内所で「ザルツブルクカード」という総合入場券(EUR22)を買い求めて,それからモーツァルトの生家(Mozarts Geburtshaus)へ。楽譜や肖像画が中心で生活に関連した展示が少なく,あえて生家を訪ねるほどではないかな――と思わなくもないところでした。

 次は,高台の上にそびえるホーエン・ザルツブルク城塞(Festung Hohensalzburg)へ。ケーブルカーがあるから楽,と思ったら,まさかの運休。そんなの考慮しとらんよ……。距離はそれほどでないものの結構な急斜面で,コートを着ていると暑くてたまらない。展示をひととおり見て回ったら軽く2時間がかかりました。

 城塞から降りてきたのは14時前後。レストランで昼食を摂るには少々遅いということもあり,魚料理を手軽に食べさせるノルトゼー(Nordsee)にて「魚のコロッケサンド」と「サーモン・バゲット」をいただきました。
 レジデンツや大聖堂を見てまわったところで,広場にデーメル(Demel)があるのに気がつきました。それならば寄っていこう――ということで,ウィーン名物の「ザッハトルテ」をむしゃこら。同じく広場に面したザルツブルク博物館では歴史関係の展示を興味深く拝見してきました。
 ここまで見てまわったところで16時になり,日が陰ってきました。ゲトライデガッセを突き抜け,メンヒスベルクのエレベーター(Monchsberglift)に乗って岸壁の上へ。市街を見渡す展望台からの眺望を楽しんできました。
 駅へと戻る途中,川を挟んだ対岸にあるカプツィーナー修道院の展望台にも寄ってきましたが,階段がきつくて息が切れそうになりました。
 1809ザルツブルク発のRE79038に乗車し,2018ミュンヘン着。高低差のある動きが多くてもう動きたくない気分であったため,駅の南側にあるビストロでビールとフライドポテトの夕食にしました。