釧路芸術館『20世紀フランス絵画展』

 インフルエンザの予防接種を受けるために出かける用事があったので,ついでに北海道立釧路芸術館で『20世紀フランス絵画展――画家達の香り立つエスプリ』を観てきました。
 目を引いたのはアンドレ・ブラジリエ《騎士たちの休息》。左は緑で右側は黄色の背景,手前の人物は白と黒という鮮やかな色彩のコントラストが美しい。これと対照だったのが,フレディー・テイフー《花と果物》。コラージュのようにして画面が組み立てられているのですが,使われている色彩は乾燥させたポプリのようにくすんだネイチャーカラー。
 山形美術館が1984年に新館を開館させるにあたり集められた60点の「服部コレクション」が来ていたのですが,系統だてられて収集されており興味深い構成でした。